制作発表会見レポート

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制作発表会見レポート

2025.10.03(金) 制作発表会見レポート

このドラマの制作発表が行われ、草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、小澤竜心、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、中村雅俊、風吹ジュンが登壇。草彅がリードしてドラマの見どころや撮影現場の裏話など、さまざまな作品の魅力が明らかになった会見の模様をお届けします。

本作は、草彅演じる遺品整理人、鳥飼樹(とりがい・いつき)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちと共に、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添うヒューマンドラマ。
現場の雰囲気について聞かれた草彅は「先輩方からも若い方々からも学びのある現場でした」と笑顔でコメントすると、続けて、「竜心くん元気?」「中村(雅俊)さんどうですか?」「月城さんしゃべってないですね、どんなグルーヴでやってました?」と、自らMCを買って出て、共演者たちに次々質問。共演者たちはビックリしながらも、草彅の現場での様子について「いつも元気で、みんなを引っ張ってくれて、いい主役だなと」(中村雅俊)、「緊張してたんですが草彅さんが現場を温かくしてくれました」(古川)と絶賛。次々褒められた草彅は「僕もみんなに愛されているような気がして」と大喜び。その後も草彅は「台本を一言一句調べたら古川君は主役の僕よりもセリフが多いんですよ!」「八木さんに扇風機をプレゼントしていただいたんですが現場で大活躍!」など、現場のエピソードも紹介するなど、名MCぶりを発揮しました。
草彅剛
草彅はこれまで『銭の戦争』(2015年)、『嘘の戦争』(2017年)、『罠の戦争』(2023年)と、カンテレのドラマ“戦争シリーズ”で主役を演じており、今回との役どころの違いについて「戦争シリーズはエッジが効いた、パッションあふれるようなお芝居が多かったんですけど、今回はすごく温かいお芝居が多くて、ほんとに見やすいドラマです」と説明。「いつも(ドラマから)人生を学ばせていただいているんですよね。自分の人生に寄り添ってくれているんです。このドラマもターニングポイントだと思えるのも、愛のある素敵なスタッフさんとキャストの皆さんと作品を作り上げることができたからこそ思えることですね」と語りました。そして1話の放送を前に「今が一番ドキドキしています。皆さんが見てくれることが幸せなんですよね。おいしい食事を食べる前みたいなワクワクドキドキしている段階。僕らが懸けた情熱は本物で、それをどう皆さんが感じ取ってくれるのかな」と、視聴者の反応への期待をのぞかせました。
草彅剛、中村ゆり、塩野瑛久、月城かなと、要潤、国仲涼子、八木莉可子
風吹ジュン、中村雅俊、小澤竜心、古川雄大
本作で大企業グループ次期社長の妻で絵本作家の御厨真琴(みくりや・まこと)を演じる中村ゆりは、そんな草彅について「自分が学生のころから見ていた大スターのイメージとは違って、いい意味でふざけているし、ずっと楽しいんですよね。笑いが絶えなかったですし、何よりもこんなに紳士でレディーファーストな男性が日本にいるのかってくらい、細かいことに気付いて褒めてくださいました」とべた褒め。この言葉に草彅は「褒められちゃった、うれしい」と照れてしまいます。御厨真琴の母親役を演じる風吹は、余命3ヶ月という役どころで、「こんな風に余命を過ごすことができるのかと。考え方や心の持ちようだったり、新しい出会いもあったり、経験で日々が変わっていくので、ぜひ皆さんも角度を変えて見ていただけたら」とメッセージを送りました。鳥飼(草彅)が勤めるHeaven’s messenger社長役の中村雅俊は、「うちの社員たちがみんな個性豊かで、一緒に触れあってすごく刺激を受けました」と、社員役の八木、塩野、小澤に話を振ると、八木と小澤の先輩社員役を演じる塩野が代表して「(八木演じる)久米ゆずはのキャラクターが変わっていく様に注目していただけたらうれしいね。(小澤演じる)高橋碧との関係も見てもらえたら」と役どころ同様に2人をしっかりリードします。
中村ゆり
風吹ジュン
中村雅俊
八木莉可子
塩野瑛久
記者からの質問で「会いたい人は?」と聞かれると、草彅の「昔、西麻布の中華料理屋にいたおじさんを思い出しました。『おまちどうさまー』じゃなくて『おまっちゃさまー』って言うんですよ(笑)」というエピソードに全員大笑い。中村は「中華で言うと」と草彅にかぶせ、「会いに行っちゃうのはラーメンです。おいしいラーメンは1時間並ぶ覚悟が必要」と並々ならぬラーメン愛が全開。風吹は「草彅さんとはご一緒する機会がなくてやっと会えた」と言うと、国仲も「よく共演する方もいれば、一度きりの共演者の方もいて。草彅さんも風吹さんも何度か一緒にお仕事が出来て、すごくいいご縁だなと、本当にうれしく感じています」と語りました。また、「共演者にこの場で伝えておきたいこと」という質問では、要が「剛さんから古着のネルシャツをプレゼントしていただいたんです。探しているときにちょうどいただいたので、恋愛に似た気持ちになって、通じ合ってるんじゃないかなと」と告白。八木と塩野は「小澤くんのダンスの動画を見せてもらったんですが、キレッキレでカッコよくて。いつかそれを生で見たいです」「楽器弾いて、踊って、っていうところを見たいですね」とリクエストすると、小澤は「ぜひやりたいです」と即答。その小澤からは草彅に「撮影の合間に“ダンスバトルしよう”って言われて(笑)。あの緊張感はなかなか味わえない。ありがとうございました」とメッセージ。これに草彅も「俺、負けたけどね(笑)。今度また一緒に踊りましょう、今のダンスを教えてください」と小澤に伝えました。さらに草彅は月城から「温かく引っ張ってくださって、芝居を受け止めてくださって、ありがとうございました」と伝えられると、「ガチの本当に気持ちが伝わってきました」とうれしそうに感謝していました。
要潤
国仲涼子
古川雄大
月城かなと
小澤竜心
最後に草彅から「このドラマを通して、皆さんに届けたいことがあるとすれば、人生において一番価値があるのは、いつもそばで笑ってくれたり泣いてくれたりする人がいることなんじゃないかなと。このドラマを通してそう感じる部分が多かったんです。もちろん生きていると悲しいこともあるんですが、その悲しみのそばには必ず誰かが優しさを生んでくれるような、そういう気持ちがたくさん芽生えたドラマです。心が温かくなる作品ですので、ぜひ期待して皆さんご覧ください」とメッセージを送りました。
制作発表会見レポート
中村ゆり、草彅剛