出演者

大阪国際女子マラソン出場選手
松田瑞生(ダイハツ)
伊澤菜々花(スターツ)
ナレーター
佐々木ありさ

番組内容

ロス五輪への序章。大阪で交錯する、二人のランナーの覚悟。

2028年ロサンゼルス五輪。その遥(はる)かなる頂を目指す戦いが、ここ大阪から始まる。
45回目を迎えた『大阪国際女子マラソン』。

かつてこの地で女王と呼ばれながら、五輪への切符を逃し続けてきたランナー。

一度は引退し、それでも日の丸を背負う夢を捨てきれずに戻ってきたランナー。

「このままでは終われない」。

突き動かすのは、過去の涙か、未来への渇望か。

2026年1月25日の号砲を前に、揺れ動く葛藤、そして己の限界と向き合い、ひたむきに前へ進もうとする姿を描くドキュメンタリー。
松田瑞生(30)ダイハツ
松田瑞生
松田瑞生
「笑顔で終わりたい」——“なにわの女王”が迎える競技人生の集大成

大阪生まれ、大阪育ち。この大阪国際女子マラソンで3度の優勝を誇る“なにわの女王”、松田瑞生(30)。 しかし、その輝かしい実績の裏には、常に五輪という厚い壁があった。
東京五輪は補欠として涙をのみ、パリ五輪代表選考レースとなった2024年大会では3位に沈んだ。引退すら頭をよぎった失意の底。それでも彼女は、もう一度走ることを選んだ。

自身6度目の大阪国際。 2024年9月のベルリンマラソンでは2時間20分42秒の自己ベストを更新し、進化を証明してみせた。 喜びも苦しみも、すべてを教えてくれた大阪の地。 挑み続けた遥かなる頂、ロサンゼルスへ。 涙の数だけ強くなった女王が、最後に見せたいと誓うのは“最高の笑顔”だ。
伊澤菜々花(34)スターツ
伊澤菜々花
伊澤菜々花
「もう一度、世界へ」——進化を続ける34歳、不屈の挑戦

高校時代、全国高校駅伝で区間賞を獲得し、インターハイも制した「逸材」。しかし実業団では記録が伸び悩み、2021年冬、一度は競技人生に幕を下ろした。
それでも、彼女の心から「世界」への渇望が消えることはなかった。約2年3ヶ月のブランクを経て、2024年4月に現役復帰。

「マラソンで日の丸をつけたい」。

その一心で再び走り出すと、眠っていた才能が覚醒する。復帰後は5000m、10000mで12年ぶりに自己ベストを更新。2025年のプリンセス駅伝では13人抜きの快走で区間賞を獲得するなど、34歳にして驚異的な進化を続けている。

前回の大阪国際では脱水症状に苦しみ8位に終わったが、「さすがにあれじゃ終われない」と雪辱を誓う。練習さえも「楽しい」と言い切る充実の時を経て、目指すは2時間19分台。

「自分の可能性を信じている」。ラストチャンスとなるかもしれないロス五輪へ。 覚悟を決めた34歳の挑戦が、再び大阪から始まる。