兵庫県の淡路島で夜になると海に現れる、青い光。
見に来た人を楽しませる光の正体とは?
海に沈みゆく夕日が絶景の尾崎海水浴場。 遠浅で波が穏やかな海に、青い光が現れるのは、日没が合図です。
午後7時前、波打ち際で1つ、2つと、青い光が揺れ動くのが見えてきました。 やってきたのは地元のガイド(淡路島ネイチャーガイド&リトリート)です。
観光客らに光を使ったショーを開くため、網や瓶に光を集めているんだそう。
光をよく見ると、小さな生き物がたくさん動き回っています。 この正体は、直径2ミリほどの「海ホタル」。
エビやカニなど甲殻類の仲間で、死んだ魚を食べることから、エサが多い豊かな海に生息し、海をきれいにしてくれます。
【ショーを見に来た男の子】「泳いでる、でも光ってない!米が動いてるみたい!」
※海ホタルショーは事前予約制
毒はないので、人に触れても大丈夫。
「海ホタル天の川 いち・にの・さん」
【ガイド】「はだしで歩いてもらって大丈夫ですよ」
「海ホタル」は足で踏まれても死ぬことはなく、刺激を受けることで青い光を放ちます。
強い生命力が生み出す光。
【男の子】「(海ホタルは)想像以上に光ってきれいで、感動しました」
【男性】「子どもようにはしゃいでしまいまして…楽しかったです。触れて、浴びれて」
ショーの最後は「海ホタル」花火。
【男の子】「最後のみんなでやった、花火みたいなやつ。あれが一番きれいだった」
手で触れられる青い光「海ホタル」は、秋ごろまで海辺で見られるということです。
(関西テレビ「newsランナー」2024年9月11日放送)