3月、完成したJR大阪駅直結の新たなランドマーク。
イマドキなオフィスも入っているという新しいビルを取材しました。
■大阪駅直結の大阪中央郵便局の跡地に「JPタワー大阪」
大阪駅前の商業施設が立ち並ぶエリアに新たにできるのが複合施設「JPタワー大阪」。
【記者リポート】「きょうのように雨が降っている日でも大阪駅西口から直結のためぬれずにビルに入ることができます」
ここはもともと大阪中央郵便局があった場所ですが、JR大阪駅前の再開発に伴い、2012年に外壁の一部だけを残して取り壊しに。
手紙など郵便の数も減少する中、郵便局の跡地を有効活用して街のにぎわいを作り出そうとしています。
【日本郵政 増田寛也社長】「85年前に大阪中央郵便局が開局した地です。縁のある場所にJPタワー大阪の竣工式を迎えることができて大変うれしい。これから大阪のさらなる発展に、大きく寄与できるものと思っています」
■「サウナ」「フィットネスルーム」「バーラウンジ」がオフィスに
そして4月3日、初めて公開されたのが、西日本最大級のオフィスエリア。3月、ビルが完成し、既に半分ほどが埋まっているということです。
オフィスのテーマは「ビジネス×ウェルビーイング」。ウェルビーイングとは「良い状態」を意味します。
職場で「心」と「体」を良い状態に保てる工夫があるのです。
【記者リポート】「こちらサウナが設置されていて、仕事中でも整うことができます」
また、ちょいと息抜きに運動ができるフィットネスルームや、バーのついたラウンジもあります。
【日本郵政 増田寛也社長】「ここ(JPタワー大阪)に入る社員の皆さまにとっても、自分の企業のみならず、他企業を含めてコミュニケーションを活発にすることが大事。仕事を通じてというよりもっと広い、その方のライフそのものを、もっと豊かにする拠点で、会社に出ることがすごく楽しいと(感じれるように)」
他にもショッピングや食事が楽しめる商業施設「KITTE大阪」がことし7月に、マリオットの高級ホテル「オートグラフコレクション」はことし夏に、「JPタワー大阪」の中にオープンする予定です。
■進む“大阪・梅田エリア”の再開発
梅田エリアは、今回のJPタワー大阪だけでなく再開発がどんどん進んでいて、うめきた2期エリア、そしてイノゲート大阪も秋に竣工予定です。
さらに時期は未定ですが、阪急梅田エリアで「ターミナルビル」、「阪急三番街」を全面改修して、複合機能拠点にするという再開発も予定されています。
これからも梅田の景色は変わっていきそうです。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年4月3日放送)