アフガニスタンの女性たちのために刺しゅうを通じた支援活動が、9月、大阪で行われました。
9月、大阪府箕面市で展示されたのは、アフガニスタンの女性26人が作った刺しゅう、約50点です。
母親から娘に代々受け継がれるという色とりどりの刺しゅうは、大阪の支援団体・「EJAAD Japan(エジャード・ジャパン)」が販売し、売り上げは全て女性たちの生活支援などに充てられます。
団体は女性たちの就労を支援するため、首都・カブールに安全に働くことができる作業拠点も建設しています。
また、クラウドファンディングで資金を募っています。
団体の共同代表を務めるジェニファーさんは、タリバン政権に代わったことで、女性たちは苦境に立たされていると話します。
【EJAAD Japan 共同代表 ジェニファー・ヘンベスト・デ・カルビロさん】
「彼女たちの一家の大黒柱だった男性たちが仕事をなくしたため、これらの刺しゅうを売ることで得られる収入は非常に大切」
支援活動には、中学生や高校生も参加していて、現地の女性たちの英語の勉強などもサポートしています。
【関西学院大阪インターナショナルスクール ビッティーさん(13)】
「(アフガン女性は)教育を受けたい、世界を旅したいと話していました」
「このプロジェクトを通してそれを実現したい、彼女たちがそのようなチャンスを得られるように」
【関西学院大阪インターナショナルスクール ともかさん(16)】
「サポートができて、支援ができるのは、とても嬉しくて、社会に何か貢献できている感じがする」
EJAAD Japanのクラウドファンディングのウェブサイト
https://congrant.com/project/ejaad/3649