制作発表会見を開催! 桐谷健太「劇薬のような刺激的なドラマ」

TOPICS

制作発表会見

2023.1.17(火) 制作発表会見を開催!
桐谷健太「劇薬のような刺激的なドラマ」

1月14日、ドラマ「インフォーマ」の制作発表がフジテレビ本社で行われ、桐谷健太、森田剛、佐野玲於、監督の藤井道人、そして原作・監修の沖田臥竜が登壇。
作品の見どころや撮影での裏話が語られた。
桐谷健太
会見ではまず、桐谷が「劇薬のような作品になりました。今回の撮影は本当に刺激的で楽しくて、まったく疲れずに現場にいられました」と現場の活気をうかがわせた。

佐野は「現場では支度するときに桐谷さんがいつも面白い話をしてくれて、支度中は笑い声が飛び交うような現場でした。ですが、こういった(シリアスな)作品なので現場とのギャップが楽しいなと思いました」

森田は、桐谷の「現場では全く疲れていなかった」というコメントに対し「僕が知る限りちょっと寝ていましたね」とツッコミをして会場の笑いを誘った。
佐野玲於
森田剛
続いて、原作者でありドラマの現場で監修もつとめた沖田は「原作をやっているので自分が生み出したセリフ、考えた言葉を俳優部の人たちがしゃべってくれることに感動がありました。そのうえで、インフォーマには“不良用語”も多いので、言葉のニュアンスやイントネーションを間違えて興ざめにならないよう、確認しました」と語った。

一方、監督の藤井は「僕は桐谷さんと同じ属性の持ち主で、“男子校の文化祭”のようなアツさで撮影できました。普段できないようなこともチャレンジさせていただける場だったので、まったく疲れもなかったです」と現場の様子を語った。
藤井道人
沖田臥竜
また、作品の見どころについて桐谷は、「もちろん見どころというのは見てくださった人が見終わったときに心に残っているところだとは思うのですが、とにかく劇薬のような刺激的なドラマなので、『ちょっと刺激ほしいな…』という人に見てもらえたら。興奮して眠れないかもしれませんが、すごく楽しめる作品です」と作品のポイントを語った。

佐野は「全部の話にヤマがあります。今後も豪華なキャストが出てきますし、好きな話(わ)を見つけてもらえればいいなと。なにより、こんなに豪華なドラマが深夜に流れるのもワクワクしているので、感想をいただけたらうれしいです。その感想が盛り上がりにもつながるので、ぜひ」と、作品への期待を語った。

森田は「台本を読んでいるときから『次が気になる』という気持ちでした。できあがった映像をみても、さらにその気持ちが増しました。1話みたら2話、3話と次が気になるドラマです。特に1話のアクションがものすごく、『これがテレビで見られるのか!』と思った。いろんな方が出てきますが、どんな関係性が生まれるのか、楽しみにしていただければなと思います。」とアピール。

沖田は「全部が見どころ、というのが作り手の実際です。1分、1秒手を抜くことがありませんからね。ただ、そのうえでこの10話の中には“神回”、特にみんなが力を入れた回がありますので、そこは見どころになるかと思います」と明かした。

藤井は「“インフォーマ”というタイトルは沖田さんがつけてくださったのですが、桐谷さんが演じる『インフォーマ』の木原が何者なのか、森田さん演じる男の存在は何なのか、それを佐野さんが演じる三島の目線で追っていけて、そこの謎を回収できるドラマにもなっている。『3話見なくても4話は見られる』というドラマにはなっていないので、楽しみにして頂ければ」と語った。
森田剛、桐谷健太、佐野玲於
また会場に参加された記者から、
「“インフォーマ”にちなんで、まだどこにも出ていない秘密の情報を教えてください」
という質問が。

これに対し、桐谷は「登場人物が車にぶち当たるシーンで、スタントマンさんが演じてくれたのですが、ドラマだとわかっていても思わず声が出てしまうくらい衝撃的なシーンで。そのあと駆け寄って『大丈夫ですか?』ときいたら、『このドラマが面白くなるためだったらなんでもしますよ』と言ってくれたんです。それを聞いたとき、プロ魂を感じて、『このドラマは絶対面白くなる』と確信しました」と裏話を語った。

佐野は「実は撮影が終わった日の夜、たまたまスーパーに行こうと思って出かけたら森田さんに出会ったんです。」と意外なエピソードが。
これに対し森田は「そう、普段と(佐野さんの)服のギャップがすごかったので、一瞬、絡まれたのかと思いました」と、コメント。
佐野は「以前にも焼き鳥屋や洋服の展示会でも偶然お会いしていて、なにか縁を感じています」と秘密を語った。

森田は「暴露することあるかな…」と悩んだのち、「昨日ベランダの砂利を洗っていましたね」と私生活の一端を語り、会場の笑いを誘った。
桐谷健太、佐野玲於
また別の記者から「あなたにとって情報とは?」という質問に対して、
桐谷は「情報がとびかっている時代なので、選ぶ能力が必要だと思っていますね。選ぶ自由はきっとあるので、何を自分の中で咀嚼(そしゃく)して本当と捉えるのか。ただの情報として捉えるのか。そこの自由度と自分の選択の大切さが最近重要だなと思っています」と回答。

佐野は「情報だらけで、便利だと思うこともあれば間違った情報もある。見極めが大事だなと思うし、自分たちのような仕事はいろんな情報が飛び交う。情報と二人三脚で生きていく時代なので、情報を取り扱う場面では慎重に選んでいきたいと最近思いますね」と答えた。

森田は「僕はあまり意識していないですね。直接会ったり、自分で経験したことがすべてな気もする。今回、桐谷さんも佐野さんも思い出がないんですよね。桐谷さんも20年前の話をすごく熱く語ってくれたり、佐野さんも目の前で弁当を一緒に食べてくれたりと。それがすべてだと思います」と回答。

「思い出がない」というところには桐谷さんから「うそやん!?」「片思いだったってこと?」とツッコミが入ったが、森田は「いや、昔の話を熱を込めて語ってくれてうれしかったです」と話し、誤解(?)が解ける場面も。
森田剛、桐谷健太
藤井は「情報というのはデータであって、誰がどう自分ごとにするか、大事なことは自分の目で判断するものだと思う。なので、自分たちもあてずっぽうではやらない。
たとえばヨドバシカメラの真裏でまさか人を燃やすシーンを撮ることなんてできないと思うじゃないですか。それは、『できないだろう』とみんなが思う、そういう情報があるからできないのだけれど、チームの皆さんが丁寧にやって(相手に)意図をわかってもらうことができれば、撮影はゴールに向かう。情報を扱う上では、僕らは入念に準備するのが大事だと改めて実感しましたね」と語った。

沖田は「情報は“先手”でしかなく、“決め手”ではない。“分析”であって“結果”ではないんですよね。森田さんが言われたように、インフォーマとして世の中に突き刺したいのは『見ているもの、感じているものがすべてだ』ということです。情報が溢れている中、情報を扱っている者としての側からこれを差し込むことで、世の中の人に考えてもらえたらなと思います」
森田剛、桐谷健太、佐野玲於
最後に桐谷が「2022年夏は最高に熱く、刺激的になりました。僕は連ドラ単独初主演なのですが、桐谷健太の覚醒の作品になったと自負しております。きっと心に刺さる何かがあると思うのでたくさんの人に見てほしいです」と締めくくり、会見は終了した。