「第50回報知映画賞」の各賞が2日に発表され、関西テレビ放送が製作幹事を務める映画『ナイトフラワー』から、北川景子さんが主演女優賞、森田望智さんが助演女優賞を受賞しました。

北川さんはデビューから22年、自身初の主演女優賞に対して「いつか主演で映画賞を、というのは恥ずかしくて言えなかったのですが、本当に夢でした。ようやくスタートラインに立ったような、2回目の俳優人生が開けていくような気がしています」と喜びを語りました。助演女優賞の森田さんは、体重を7キロ増量するなど、迫真の演技で格闘家役を演じ主演女優賞の北川とのダブル受賞に「景子さんと命を削り、魂を燃やして撮影したので、それが何よりうれしい」と自身初の国内映画賞を喜びました。

第50回報知映画賞は『国宝』が作品賞、監督賞、主演男優賞の3冠を受賞し、『ナイトフラワー』が主演女優賞、助演女優賞の2冠を受賞、『爆弾』が助演男優賞を受賞と続きました。表彰式は12月15日に都内で行われる予定です。

受賞紹介サイトはこちら
https://www.hochi.co.jp/award/hochi_eigashou/

報知映画賞は1976年に誕生した、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞。読者参加型の映画賞が大きな特色であり、各映画賞や映画祭の先陣を切って発表されるため、その年の受賞者・受賞作品を占う意味でも大きな注目を集めている。

借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希は、昼夜問わず働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ狂い出す——

内田英治

小林洋平

角野隼斗「Spring Lullaby」（Sony Classical International）

北川景子 森田望智 佐久間大介（Snow Man） 渋谷龍太 / 渋川清彦 池内博之 / 田中麗奈 光石研

「ナイトフラワー」製作委員会

松竹

©2025「ナイトフラワー」製作委員会
PG-12 （本編124分） 公式サイト：https://movies.shochiku.co.jp/nightflower/