ハチエモンの進化が止まらない
「二代目AIハチエモンチャットボット」、ついに公開

2025年11月17日(月)

二代目AIハチエモン
関西テレビ放送株式会社は、Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBEと協力してAzure AI Foundryを活用し、ステーションキャラクター「ハチエモン」のAIチャットボットを開発しました。
独特のおっさんボイスが特徴的なハチエモンのナレーターさんのご許諾を得て、生成AIとして音声利用が実現し、皆様に、より自然で楽しい“ハチエモンとの会話”を楽しんでもらうことができるようになりました。
「二代目AIハチエモン」は、以下の会場で体験いただけます。
11月19日(水)~21日(金)
InterBEE@幕張メッセ Microsoftブース内
11月24日(月)
カンテレ祭り2025@大阪市北区 関西テレビ
デビュー30周年を迎える今年、記念のポップアップイベントなどを通じ、もっと多くの方に「ハチエモン」との触れ合いを楽しんでいただきたい——そんな思いから、AIの力で“おしゃべりするハチエモン”の実現に挑戦しました。

初代もいるの?!AIハチエモン!!

関西テレビのステーションキャラクター「ハチエモン」は、長年視聴者の皆様に親しまれてきました。初代「AIハチエモン」は2018年に最強ギャグロボットとして誕生し、利用者との会話にギャグで返すという特技で、カンテレ60周年の盛り上げに一役買いました。そして2025年デビュー30周年を迎えた節目の年、見た目はそのままに、初代から二代目へ、“利用者と会話ができるハチエモン”として戻ってきました。

今だからできる AIハチエモンの裏側

2018年に誕生した「初代AIハチエモン」は、1,300本のギャグ音声データをもとに、ユーザーとの会話を分析して適切な音声を選択・再生するシステムを構築していました。しかし、決まった音声の再生に限られ、自由な対話をすることはできませんでした。
デビュー30周年の2025年、今だからできる“リアルなハチエモンの声”を届けたい。この7年でAIは飛躍的に進化。かつて収録した1,300本のハチエモン音声データという大切な資産を活かし、“ハチエモンの声色・話し方”を再現したボイスモデルを構築。最新の生成AIと組み合わせることで、ユーザーの問いかけに自然な受け答えができる『キャラクターAIチャットボット』へと進化しました。

既存の音声データは、高品質なボイスモデル生成において重要な資産となりました。ボイスモデルの構築から最新のVoice Live APIの実装まで、技術的な課題は多岐にわたりましたが、Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBEとの協力により迅速な開発を実現し、今後の展開にも大きな可能性を持つ『キャラクターAIチャットボット』を誕生させることができました。
協力
Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE
アバナード株式会社

※ Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。