カンテレ“弁護士記者”による「揺さぶられっ子症候群」取材が映画化!
『揺さぶられる正義』 9月20日劇場公開
2025年8月18日(月)
関西テレビ放送が製作したドキュメンタリー映画『揺さぶられる正義』が完成し、9月20日(土)より東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場等にて公開されます。
当社報道情報局報道センター所属で弁護士資格を持つ記者・上田大輔が、8年にわたる「揺さぶられっ子症候群」事件を継続取材。一連の取材やテレビドキュメンタリー番組は、文化庁芸術祭賞優秀賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞、ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞、日本民間放送連盟賞最優秀など多数の賞を受賞しました。今回、映画化にあたってテレビ版「検証・揺さぶられっ子症候群」シリーズ3番組をまとめるのではなく、新たな取材とこれまでと異なる視点を加えて一から編み直した内容となっています。
当社報道情報局報道センター所属で弁護士資格を持つ記者・上田大輔が、8年にわたる「揺さぶられっ子症候群」事件を継続取材。一連の取材やテレビドキュメンタリー番組は、文化庁芸術祭賞優秀賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞、ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞、日本民間放送連盟賞最優秀など多数の賞を受賞しました。今回、映画化にあたってテレビ版「検証・揺さぶられっ子症候群」シリーズ3番組をまとめるのではなく、新たな取材とこれまでと異なる視点を加えて一から編み直した内容となっています。
『揺さぶられる正義』
公式HP:https://yusaburareru.jp/
(監督:上田大輔/2025/日本/129分/配給:東風)
(監督:上田大輔/2025/日本/129分/配給:東風)
信じることが先か、疑うことが先か。
弁護士記者が長年の調査報道の末に描く、唯一無二のドキュメンタリー
関西テレビ放送の報道記者・上田大輔。かつて無実の人を救う弁護士を志すも、日本の刑事司法の「有罪率99.8%」という壁に絶望し関西テレビ放送に入社。企業内弁護士として経験を重ねる中で、一度は背を向けた刑事司法の問題に再び向き合おうと、報道記者になった。その上田が記者になってすぐに取材を始めたのが「揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby Syndrome:通称SBS)」をめぐる事件だ。
2010年代、赤ちゃんを揺さぶった虐待の疑いで親などが逮捕・起訴される事件が相次ぎ、マスコミも大きく報じていた。SBSは子どもの虐待に対応するために厚生労働省が作成したマニュアルや診断ガイドにも掲載され、医師たちは「幼い命を守る」という強い使命感を持って診断にあたってきた。その一方で冤罪の可能性に気づいた刑事弁護人や法学研究者たちが「SBS検証プロジェクト」を立ち上げ、冤罪の可能性についての調査を始める。互いの正義と正義が激しく衝突する中、裁判では無罪判決が続出する前代未聞の事態が巻き起こっていく。
SBS事件の加害者とされた人や家族との対話を重ねた上田は、報じる側の暴力性を自覚しジレンマに苛まれながら、彼らの埋もれていた声を届け、司法とメディアのあり方を問う報道に挑む。そして、記者として何を信じるべきか、上田を最も揺さぶることになる人物と対峙することになる——。
自分にしかできない、と編み上げたこの映画は、贖罪と覚悟の物語だ。
2010年代、赤ちゃんを揺さぶった虐待の疑いで親などが逮捕・起訴される事件が相次ぎ、マスコミも大きく報じていた。SBSは子どもの虐待に対応するために厚生労働省が作成したマニュアルや診断ガイドにも掲載され、医師たちは「幼い命を守る」という強い使命感を持って診断にあたってきた。その一方で冤罪の可能性に気づいた刑事弁護人や法学研究者たちが「SBS検証プロジェクト」を立ち上げ、冤罪の可能性についての調査を始める。互いの正義と正義が激しく衝突する中、裁判では無罪判決が続出する前代未聞の事態が巻き起こっていく。
SBS事件の加害者とされた人や家族との対話を重ねた上田は、報じる側の暴力性を自覚しジレンマに苛まれながら、彼らの埋もれていた声を届け、司法とメディアのあり方を問う報道に挑む。そして、記者として何を信じるべきか、上田を最も揺さぶることになる人物と対峙することになる——。
自分にしかできない、と編み上げたこの映画は、贖罪と覚悟の物語だ。
監督/上田大輔 メッセージ
記者に転身した1年目に「揺さぶられっ子症候群(SBS)」事件の取材を始め、虐待をなくす正義と冤罪をなくす正義の衝突を8年にわたり追い続けてきました。
「“犯人”と疑われている人をどこまで信用していいのか?」
「“冤罪”を前提にした発言は、記者としての一線を越えていないか?」
私の中で記者の正義と弁護士の正義がぶつかることもありました。
この映画は、記者として、弁護士として、そして一人の弱い人間として悩み続けた私の8年間の記録です。
「“犯人”と疑われている人をどこまで信用していいのか?」
「“冤罪”を前提にした発言は、記者としての一線を越えていないか?」
私の中で記者の正義と弁護士の正義がぶつかることもありました。
この映画は、記者として、弁護士として、そして一人の弱い人間として悩み続けた私の8年間の記録です。
プロデューサー/宮田輝美 メッセージ
想定を超えてしまった。
8年間の取材をまとめ、冤罪で家族が引き裂かれることの理不尽さと、再び結ばれた家族の愛を描くのだと思っていた。有罪率99.8%の刑事裁判で異例尽くしの無罪の山を総括する必要もあった。
しかし振り返るだけでは気が済まなかったのか…
上田は無謀にも飛び込んだ。懲役12年の独房から無実を叫ぶ最難関事件の只中へ。
どこに向かうつもりなのか?
迷宮を掻き分け辿り着いた先は、出口ではなく、入口だった。
8年間の取材をまとめ、冤罪で家族が引き裂かれることの理不尽さと、再び結ばれた家族の愛を描くのだと思っていた。有罪率99.8%の刑事裁判で異例尽くしの無罪の山を総括する必要もあった。
しかし振り返るだけでは気が済まなかったのか…
上田は無謀にも飛び込んだ。懲役12年の独房から無実を叫ぶ最難関事件の只中へ。
どこに向かうつもりなのか?
迷宮を掻き分け辿り着いた先は、出口ではなく、入口だった。
スタッフ
監督
上田大輔
プロデューサー
宮田輝美
撮影
平田周次
編集
室山健司
音声
朴木佑果、赤木早織
音響効果
萩原隆之
整音
中嶋泰成
製作
関西テレビ放送
配給
東風
2025年|日本|129分|DCP|ドキュメンタリー
上田大輔の8年に及ぶ調査報道〈検証・揺さぶられっ子症候群〉シリーズ 受賞歴
「ふたつの正義~検証・揺さぶられっ子症候群~」
(2018年05月26日放送/47分)
・日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組〔優秀〕
・FNSドキュメンタリー大賞〔特別賞〕
・日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組〔優秀〕
・FNSドキュメンタリー大賞〔特別賞〕
「裁かれる正義~検証・揺さぶられっ子症候群~」
(2019年11月11日/52分、2020年11月28日放送/58分)
・「地方の時代」映像祭〔選奨〕
・坂田記念ジャーナリズム賞
・日本医学ジャーナリスト協会賞〔優秀賞〕
・文化庁芸術祭賞 テレビドキュメンタリー部門〔優秀賞〕
・ニューヨークフェスティバルTV&フィルムアワード ドキュメンタリー社会問題部門&社会正義部門〔入賞〕
・「地方の時代」映像祭〔選奨〕
・坂田記念ジャーナリズム賞
・日本医学ジャーナリスト協会賞〔優秀賞〕
・文化庁芸術祭賞 テレビドキュメンタリー部門〔優秀賞〕
・ニューヨークフェスティバルTV&フィルムアワード ドキュメンタリー社会問題部門&社会正義部門〔入賞〕
「引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群~」
(2023年7月7日放送/60分)
・ギャラクシー賞〔選奨〕
・貧困ジャーナリズム賞
・座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門〔大賞〕
・日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組〔優秀〕
・ベネチアテレビ賞 ドキュメンタリー部門〔入賞〕
・ニューヨークフェスティバルTV&フィルムアワード ドキュメンタリー社会問題部門〔入賞〕
・ギャラクシー賞〔選奨〕
・貧困ジャーナリズム賞
・座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門〔大賞〕
・日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組〔優秀〕
・ベネチアテレビ賞 ドキュメンタリー部門〔入賞〕
・ニューヨークフェスティバルTV&フィルムアワード ドキュメンタリー社会問題部門〔入賞〕
〈検証・揺さぶられっ子症候群〉シリーズでの受賞
・ギャラクシー賞 報道活動部門〔選奨〕
・日本民間放送連盟賞 放送と公共性〔最優秀〕
・調査報道大賞〔奨励賞〕
・日本民間放送連盟賞 放送と公共性〔最優秀〕
・調査報道大賞〔奨励賞〕
「引き裂かれる家族」を含む作品群での受賞
・芸術選奨文部科学大臣賞〔新人賞〕(上田大輔)
・ギャラクシー賞 報道活動部門〔優秀賞〕
・ギャラクシー賞 報道活動部門〔優秀賞〕
HP、SNS
WEB
https://yusaburareru.jp
X
https://x.com/yusaburarerujp
NEWS
https://note.com/tofoofilms/m/mecd97be78e11
全国劇場公開情報
https://yusaburareru.jp/
北海道・東北
◇北海道札幌市:シアターキノ 10月11(土)~10月24日(金)
◇山形県山形市:フォーラム山形 近日公開
◇岩手県盛岡市:フォーラム盛岡 近日公開
◇宮城県仙台市:フォーラム仙台 近日公開
◇福島県福島市:フォーラム福島 近日公開
◇山形県山形市:フォーラム山形 近日公開
◇岩手県盛岡市:フォーラム盛岡 近日公開
◇宮城県仙台市:フォーラム仙台 近日公開
◇福島県福島市:フォーラム福島 近日公開
関東
◇東京都中野区:ポレポレ東中野 9月20日(土)~
◇神奈川県横浜市:横浜シネマリン 10月18日(土)~
◇神奈川県川崎市:川崎市アートセンター 近日公開
◇埼玉県川越市:川越スカラ座 10月11日(土)~10月17日(金)、10月25日(土)~10月31日(金)
◇群馬県高崎市:シネマテークたかさき 10月10日(金)~
◇栃木県宇都宮市:宇都宮ヒカリ座 12月5日(金)~
◇茨城県那珂市:あまや座 近日公開
◇神奈川県横浜市:横浜シネマリン 10月18日(土)~
◇神奈川県川崎市:川崎市アートセンター 近日公開
◇埼玉県川越市:川越スカラ座 10月11日(土)~10月17日(金)、10月25日(土)~10月31日(金)
◇群馬県高崎市:シネマテークたかさき 10月10日(金)~
◇栃木県宇都宮市:宇都宮ヒカリ座 12月5日(金)~
◇茨城県那珂市:あまや座 近日公開
中部
◇愛知県名古屋市:ナゴヤキネマ・ノイ 近日公開
◇静岡県静岡市:静岡シネ・ギャラリー 10月17日(金)~
◇静岡県浜松市:シネマイーラ 近日公開
◇富山県富山市:ほとり座 近日公開
◇静岡県静岡市:静岡シネ・ギャラリー 10月17日(金)~
◇静岡県浜松市:シネマイーラ 近日公開
◇富山県富山市:ほとり座 近日公開
近畿
◇大阪府大阪市:第七藝術劇場 9月20日(土)~
◇京都府京都市:京都シネマ 9月20日(土)~
◇兵庫県神戸市:元町映画館 9月20日(土)~
◇京都府京都市:京都シネマ 9月20日(土)~
◇兵庫県神戸市:元町映画館 9月20日(土)~
中国・四国
◇広島県広島市:横川シネマ 近日公開
九州・沖縄
◇福岡県福岡市:KBCシネマ1・2 近日公開
◇熊本県熊本市:Denkikan 近日公開
◇佐賀県佐賀市:シアター・シエマ 近日公開
◇宮崎県宮崎市:宮崎キネマ館 近日公開
◇熊本県熊本市:Denkikan 近日公開
◇佐賀県佐賀市:シアター・シエマ 近日公開
◇宮崎県宮崎市:宮崎キネマ館 近日公開