『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』が
「ニューヨークフェスティバル TV&フィルムアワード」で銀賞

2025年5月23日(金)

2025 NEWYORKFESTIVALS SILVER TV&FILM AWARDS
『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』
世界の優れた映像コンテンツを表彰する国際メディアコンクール「ニューヨークフェスティバル TV&フィルムアワード」の最終結果が現地22日(木)夜(日本時間23日(金)午前)に発表され、「ドキュメンタリー・アート(芸術)部門」で、世界を舞台に活躍する藍染め集団に密着取材した弊社のドキュメンタリー番組『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』が、銀賞を受賞しました。

『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』

『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』
徳島県上板町で活動をする藍染集団「BUAISOU」。その工房には世界の有名企業(スタジオジブリ・ナイキ・ジミーチュウ等)や著名人が訪れる。彼らが評価される大きな理由のひとつは、自分たちで藍(植物)を育て“すくも”(染料)を作り、染めるという工程を一貫して行っているところにある。藍染め業界の常識は分業制。しかし、彼らはすべて自分たちで行い「BUAISOUのいろ」を作ることにこだわる。1年をかけて生まれる藍色が触れた人の心を掴むのだ。 一方で、取材した2年間は彼らにとって試練の連続だった。代表・楮覚郎(かじ かくお)の相棒だった創立メンバーが退社。その後に採用した新卒社員の育成。会社は楮が給料を返上するほどの経営危機に直面していた。職人と経営者の間で揺れる楮の葛藤と長年の夢といえる特別なジーンズ制作の過程を追う。
受賞コメント
ディレクター・赤穂雄大(報道情報局 報道センター)
赤穂雄大
ABU賞に続いて、再びこの作品で素晴らしい賞を頂けて非常に光栄です。
青い手とBUAISOUのスタイルに魅了されて始めた取材でしたが、想像以上の苦悩も知りました。私にとって初めてのドキュメンタリー作品でしたが、彼らに「ものづくりで生きていく」苦しみと、そして希望を教えてもらいました。
この作品に携わってくださったすべての方に感謝します!
撮影/カラーグレーディング・樋口耕平(報道情報局 報道映像部)
樋口耕平
ニューヨークフェスティバルとは縁があるのか、フィクション作品を含め私自身受賞は5作目ですが、中でも今回のアート部門での銀賞は誇らしく感じます。
ナレーションのないこの異色のドキュメンタリーは、BUAISOUに強く惹かれた赤穂ディレクター、丹念に編集をまとめ上げた芳本エディターほか各スタッフの熱量高い仕事の産物です。
放送
2024年3月29日(金)25:25~26:25
スタッフ
ディレクター:赤穂雄大
撮影:樋口耕平
編集:芳本武
英語版:端崎優子
プロデューサー:宮田輝美
制作著作
カンテレ
現在のところ、地上波での再放送、および、動画配信の予定はございません。

また、『ザ・ドキュメント 引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』が、「ドキュメンタリー・社会正義部門」でファイナリスト作品に選ばれました。
ニューヨークフェスティバル
1957年に創設され、「TV&フィルムアワード」では、ドキュメンタリー、スポーツ番組、映画をはじめ14のカテゴリーにおいて優れた作品の表彰を行っています。今年の「TV&フィルムアワード」には世界43か国からエントリーがありました。