24年6月 会見概要

2024年6月26日(水)

当社は6月19日(水)、福井澄郎会長、大多亮社長による記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。
代表取締役会長・福井澄郎
スピーディかつ風通しの良い経営のための布陣を組みました。カンテレはこれから大きな挑戦をやっていかなければいけないし、前に進んでいきたいと思っています。大多社長の経験と人脈を、我々が今まで積み上げてきたものと合体して、カンテレを活気のある、話題性のある、面白いものを作れるテレビ局にしていきたいと思います。
代表取締役社長・大多亮
フジテレビからカンテレ社長に就任し、重責に身が引き締まる思いです。就任にあたり、あらためて「カンテレはやるべきことをきちんとやれば、伸びしろしかない」と感じました。主な理由は3点です。
ひとつは視聴率。これは置き換えると支持率、人気率、ヒット率です。ヒットを生んでいかないと、人もお金も集まらない。そんな中で、カンテレの視聴率は上がっていて、特に5月は在阪全局が僅差で競り合っています。今後どうやったら制作力を上げていけるかという具体策が大事ですが、非常にいい感触を持っています。視聴率の首位奪還も夢ではなく、それに向けてやるだけのことをやれば、必ず良い結果につながるコンディションにあると思っています。
二つ目は、放送を使ったマネタイズを全てやり尽くしたのか、ということ。ゼロからの新規事業は大変ですが、これまで私たちが培ってきたビジネスの中に、相当まだ伸びしろがあるものがあるのではないか。もっと積極的にインターネットを駆使することで、大きなビジネスを生むチャンスがあると信じています。
三点目はAIです。業務フローの点では、例えばこれまで10人で取り組んでいたものが、2 人や 3 人で済む可能性、そして解放された人を違うビジネスや、番組に振り分けるという可能性の追求があります。それに加え、AIをエンタメ作品の制作にどう生かすか、コンテンツメーカーである私たちがエンターテインメントの世界にどこまで広げられるのかです。AIの分野を掘っていけば、日本初とか世界初というようなエンターテインメントのコンテンツを作る余地があると思っています。こういうコンテンツの開発を行うことで、カンテレを日本で一番イノベーティブなテレビ局にしたいという思いもあります。