カンテレ2番組が日本民間放送連盟賞・優秀賞を受賞

2021年9月16日(木)

2021年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、番組部門(テレビドラマ番組)で「大豆田とわ子と三人の元夫」が、特別表彰部門(青少年向け番組)で「ザ・ドキュメント 学校の正解~コロナに揺れた教師の夏~」が、それぞれ優秀賞を受賞しました。

番組部門(テレビドラマ番組) 優秀賞

タイトル「大豆田とわ子と三人の元夫」
放送日時
2021年4月13日~6月15日 毎週 火曜 21:00~21:54
(4月13日は21:00~22:09、6月15日は21:30~22:24で放送)
内容
バツ3の主人公・大豆田とわ子が、彼女のことを忘れられない3人の元夫に
振り回されながら、日々奮闘する姿を描くロマンティックコメディ。
出演者
松たか子 岡田将生 角田晃広 ・ 松田龍平 他
スタッフ
脚本:坂元裕二 / 音楽:坂東祐大 / 演出:中江和仁 池田千尋 瀧悠輔
プロデュース:佐野亜裕美
制作協力
カズモ
制作著作
カンテレ
「大豆田とわ子と三人の元夫」
「大豆田とわ子と三人の元夫」
審査講評
大豆田とわ子は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作との間に生まれた中学3年生の娘・唄と暮らしている。社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子は、パスワードが設定されていることに気付く。これがきっかけとなって、とわ子は元夫たちと互いに接点を持つことになる。淡々とした日常の機微を丁寧に描きながら、巧みなセリフや予想外の展開を織り交ぜ、視聴者を惹きつけるドラマに仕上げている。

特別表彰部門(青少年向け番組) 優秀賞

タイトル「ザ・ドキュメント 学校の正解 ~コロナに揺れた教師の夏~」
放送日時
2020年9月28日(月)24:55~25:55
スタッフ
ディレクター 宮田輝美 / 撮影 小松和平 / 編集 井住卓治 / プロデューサー 萩原守
概要
日本中の学校が休校を余儀なくされた20年5月、大阪府池田市の中学校では教師達が再開に向け準備を続けていた。6月学校再開。ガイドラインに従い、段階的に活動範囲を広げていく。しかし「3密回避」を叫ぶ社会とは逆に、教室や廊下、学校の多くの場所は「密」そのものだ。記録的な酷暑の中で「コロナ」「熱中症」の相反する対策に追われる教師や、部活動の大会中止等で目標を失う生徒の姿もあった。さらに「体育祭」を実施するか、難題が重なる。何が正しい対応なのか誰にも分からない状況で手探りが続く学校。そんな中、毎日準備を続けてきた生徒会は、体育祭をやりきることを誓う。
葛藤しながら「正解」を探し求める教師と生徒たちの夏を見つめた。
「ザ・ドキュメント 学校の正解 ~コロナに揺れた教師の夏~」
「ザ・ドキュメント 学校の正解 ~コロナに揺れた教師の夏~」
審査講評
政府は2020年2月、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため全国に休校要請を発し、学校は同年夏にようやく再開された。コロナ禍は子どもたちだけでなく、子どもを支える教師たちにも多くの困難を与えている。子どもたちを感染リスクから守りつつ学習の機会をどのように保障していくのか、この状況の中で学校とは何か、教師とはどのような存在なのか。そうした問いを抱えながら奮闘する教師たちの苦悩を丁寧に描く。
自分たちを守ろうとする教師たちの苦悩を知ることで、他者の思いを知り、自分たちの状況を他者の目線で考えられるようになる契機を子どもたちに与えてくれる作品。