2020年 秋季社長記者会見

2020年11月26日(木)

2020年11月26日(木)「秋季社長記者会見」をオンラインで開催しました。
概要は以下の通りです。
経営ビジョンと組織改革について
「多彩なコンテンツで人々に豊かな生活を!関西はもちろん、世界でもコミュニケーションする総合メディアビジネス集団になる!」というグループ全体の経営ビジョンを打ち出しました。
テレビで「伝える」だけでなく、放送以外でも使ってもらえるサービスや事業を充実させて提供し、エリアの視聴者だけでなく、日本全国、さらには全世界の人々に選ばれ、必要とされるコンテンツメーカーを目指します。
この実現のため、9月1日付けで本部制を導入しました。組織の垣根を大きく取り払い、目標と責任を明確化するとともに、激変するメディア環境にスピード感を持ってかつ柔軟に対応していくこと、 そして個人の活動できるフィールドを拡げ社員一人一人のポテンシャルを発揮できるようにすることを目指しています。
中間決算
関西テレビ単体では、新型コロナウイルス感染の影響により、放送収入および事業催事において大幅な減収を余儀なくされ、13億8900万円の営業損失となりました。
関西テレビグループ連結では、通販事業が巣ごもり需要を取りこみ増収となりましたが、当社の状況に加え、スポーツクラブの休業が減収要因となり、14億6400万円の営業損失となりました。
2021年3月期第2四半期連結業績資料
1. 連結経営成績 (単位:百万円未満切捨)
  前期 当期 前期比増減
売上高 30,658 23,458 △7,199 △23.5%
(営業費用) (30,357) (24,923) △5,434 △17.9%
営業利益(△は損失) 300 △1,464 △1,765 -
経常利益(△は損失) 663 △1,149 △1,812 -
税金等調整前四半期純利益(△は損失) 2,307 △1,090 △3,398 -
四半期純利益(△は損失) 1,563 △756 △2,319 -
親会社に帰属する四半期純利益(△は損失) 1,563 △756 △2,319 -
2021年3月期第2四半期業績資料(単体)
1. 個別経営成績 (単位:百万円未満切捨)
  前期 当期 前期比増減
売上高 28,283 21,505 △6,778 △24.0%
(営業費用) (28,256) (22,894) △5,361 △19.0%
営業利益(△は損失) 26 △1,389 △1,416 -
経常利益(△は損失) 545 △953 △1,499 -
特別利益 1,691 199 △1,491 △88.2%
特別損失 0 88 87 -
税引前四半期純利益 2,235 △842 △3,078 -
四半期純利益 1,580 △553 △2,133 -
2. 売上高内訳 (単位:百万円未満切捨)
  前期 当期
前期比増減
  放送事業収入 27,771 20,966 △6,804 △24.5%
    放送収入 23,098 18,472 △4,626 △20.0%
      タイム収入 7,701 7,019 △682 △8.9%
      スポット放送料 15,397 11,453 △3,944 △25.6%
    その他放送事業収入 4,672 2,494 △2,178 △46.6%
  その他の事業収入 512 538 26 5.2%
新型コロナ対策について
感染拡大防止の為、毎朝の検温と報告の義務付け、入館時の検温と手指の消毒、管内でのマスク着用を義務付けています。また放送本業に直結しない部局を中心に在宅勤務を強く推奨しています。
番組、視聴率関連
10月24日放送の「胸いっぱいサミット!」において、出演者の一人から不妊と中絶の関係性について事実と異なる不適切な発言がありました。
不妊症につきましては、女性側だけでなく男性側、免疫など様々な原因が報告されております。出演者の発言は全くの誤りで、多くの方々を深く傷つけ、不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない大変いき過ぎたものでした。番組を制作した局として、ご不快な思いをされた方々に改めて深くお詫び申し上げます。

今年4月に個人視聴率を指標として導入しました。10月改編以降、各時間区分で首位との差は確実に差を縮めており、手ごたえを感じています。
また金曜19時で「鬼滅の刃」をスタートしました。今後も視聴者の方々のニーズに、スピーディに対応する姿勢を継続、拡大することに「全集中」してまいりたいと考えています。
当社の番組や技術開発に関して、日本民間放送連盟賞では技術部門と特別表彰部門で最優秀賞、番組部門で優秀賞を受賞。「地方の時代」映像祭でも、放送局部門で2作品が入選、第58回ギャラクシー賞のテレビ部門で奨励賞を受賞しました。
その他トピックス
この夏はATCギャラリーにて「マンモス展 その生命は蘇るのか」を開催、幅広い年齢層の方にお越し頂きました。梅田芸術劇場で開催した「Endless SHOCK-Eternal(エターナル)」では、1公演のみ、生配信(無観客特別公演)を初めて実施しました。「withコロナ」「afterコロナ」に向けたヒントになればと考えています。
「大阪国際女子マラソン」は来年1月31日の開催が決定いたしました。新型コロナの感染予防対策を徹底しながらの実施となります。沿道での応援は自粛いただき、テレビ中継での観戦をお願いしたいと思います。
映画では幹事社作品「10万分の1」が11月27日から全国公開されます。難病にかかった女子高生を巡る純愛ラブストーリーで、幅広い層に見ていただきたい作品です。
海外展開では、2016年に放送したドラマ「僕のヤバイ妻」の韓国リメイク版が、このほど韓国で放送、配信されました。ドラマのリメイク権セールスもコンテンツ流通の裾野が広がる大きなビジネスチャンスと捉えています。