探偵・由利麟太郎 | トピックス

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2020/6/16いよいよ今夜スタート!主演・吉川晃司スペシャルインタビュー

吉川晃司にとって地上波連続ドラマ初主演作品となる『探偵・由利麟太郎』。いよいよ今夜、初回放送を迎えるドラマのみどころや、役作りのこだわり、そして主人公の由利麟太郎が捜査の過程で見せる印象的なポーズの誕生秘話などについて、吉川が語った。

Q.“由利麟太郎”役のオファーを受けたときのご感想は?
面白い挑戦だなと思いました。そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声をかけないでしょう(笑)。変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の想いを感じました。
“由利麟太郎”については、ちょっとだけ知っていました。横溝正史さんが金田一耕助よりも前に生み出していた「名探偵」で、石坂浩二さんが演じた作品(98年/『土曜ワイド劇場』にて放送)もあったんですよね。原作通りの時代設定で映像化するのはいろいろとむずかしいんじゃないかと思ったので、「現代に置き換える」と聞いて、なるほどなと。うまい具合に時代を飛び越すことができれば、成立するだろうと思いました。

Q.意外にも、本作が「地上波連続ドラマ初主演作」ということですが、その点については?
そこは正直に言って、あまり意識していないんですよ。「俺でいいの?大丈夫なの?」とは思いましたけどね(笑)。俳優としての経験は決して豊富じゃないし、若い(志尊)淳から教わることや、刺激を受けることも多かったです。
ありがたかったのは、以前『黒書院の六兵衛』(18年/WOWOW)でもご一緒した、東映京都のスタッフの方々とまた組めたことですね。今回の企画を聞いて、「京都で撮ったら良いんじゃないですか?」と提案したら、製作サイドも同じ考えだったので、太秦の東映撮影所を拠点にすることになったんです。聞いたら、カンテレさんが太秦で連続ドラマをやるのって、『影の軍団 幕末編』(85年)以来だって言うから、驚きましたよ。『影の軍団』シリーズは、僕も観ていた記憶がありますからね。結果的に、やっぱり京都で撮れて良かった。ロケに行っても、趣のある建物が多いし、太秦のスタッフは映像に独特の陰影や奥行きを出せる。普通のテレビドラマとは一味違った、映画のようなスケールとこだわりで撮影ができたことに、手応えを感じています。

Q.“由利麟太郎”をどのような人物と捉えていらっしゃいますか?また、演じるにあたって、特に意識されたことは?
原作では「白髪の紳士」なんですよね。だから俺に話が来たのかな、と思いましたけど(笑)。由利さんっていうのは、金田一耕助とも対照的で、推理においては徹底的に現場を観察して、記憶し、分析していく。今回の作品では、アメリカのハンターから学んだやり方(トレース技術)が、彼の基盤になっているという設定なんです。そこからイメージを広げて、荒野のカウボーイ的な人物像が見えてきました。由利麟太郎は、過去のある事件のことを引きずっていて、心の根底に深い孤独感がある。二度と取り戻せないものをずっと追い求め、人生をさすらっている……。演じるうえでは、そんな彼の内面を、セリフじゃなく横顔や後ろ姿で醸せればと思っていました。だから劇中でも、必要最小限しか喋っていません。たまには、こういう主人公がいても良いんじゃないですか?(笑)

Q.弓道のシーンがあるということですが。
打ち合わせのとき、ちょっと前から弓をやり始めたという話をしたら、「それ良いですね!」と言われて、由利麟太郎も弓道を嗜んでいる設定になりました(笑)。
もともとは『黒書院の六兵衛』の撮影のとき、「弓馬術礼法小笠原流」の方々にご指導いただいたのがきっかけなんですが、まさに「武士道」を体現している礼法で、そのしなやかさや隙のなさに衝撃を受けたんです。僕自身もそれなりに体幹を鍛えていたつもりですが、小笠原流の方々には遠く及ばない。『六兵衛』では流鏑馬にも挑戦したんですが、今回は由利麟太郎が事件の真相を見抜くべく、精神を集中させるくだりで、弓道のシーンが出てきます。撮影の合間もずっと稽古をしていたんですが、本番ではやっぱり緊張しましたね……。まだまだ、鍛錬が足りないです。

Q.ドラマのオススメのポイントをお聞かせください。
地上波のドラマとしては攻めた、挑戦的な企画だと思っています。まずは、その不思議な手触りを楽しんでほしいですね。
そして由利麟太郎と助手の俊助、さらに田辺(誠一)くんが演じる等々力警部を加えた3人のやりとりにも、ぜひ注目してください。「ホラーミステリー」の中で、ちょっとしたアクセントになっていると思います。

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