10月1日(火)
第440回 高野山町石道「~母と子の絆を結ぶ道~」
高野山町石道—こうやさんちょういしみち
和歌山県を通る高野山町石道。
高野山・金剛峯寺の根本大塔を起点とした町石道には、180本の石柱が立ち道の終点には高野山を開山した空海にまつわる寺があります。
町石道、そこには【母と子の思いをつなぐ轍】がありました。
高野山・金剛峯寺の根本大塔を起点とした町石道には、180本の石柱が立ち道の終点には高野山を開山した空海にまつわる寺があります。
町石道、そこには【母と子の思いをつなぐ轍】がありました。
紹介した内容
根本大塔—こんぽんだいとう
高野山町石道の起点である根本大塔は真言密教のシンボルとして建てられた朱塗りの大塔です。
日本で最初に造られた多宝塔様式の塔で、空海と真然の二代により約70年をかけて完成しました。
日本で最初に造られた多宝塔様式の塔で、空海と真然の二代により約70年をかけて完成しました。
町石—ちょういし
高野山参りの道標とされた町石は、空海が建てた卒塔婆に由来する五輪塔形の石柱で、町石道沿いに一町(約109メートル)ごとに180本置かれています。
道の記憶 空海の母を祀る寺
慈尊院—じそんいん
慈尊院は空海が高野山開山の時に高野山参りの表玄関として創建されました。
空海の母、玉依御前が息子の開山した高野山を一目見ようと訪れた際、空海が麓にあるこの寺に母を迎え入れ、幾度となく会いに訪れたといいます。
空海の母、玉依御前が息子の開山した高野山を一目見ようと訪れた際、空海が麓にあるこの寺に母を迎え入れ、幾度となく会いに訪れたといいます。