7月30日(火)
第432回 多田街道「~大黒天のご利益がある道~」
多田街道—ただかいどう
兵庫県・伊丹市を通る多田街道。
街道が通るこの地には、江戸時代より続く発音寺があり、本堂には十一面観音立像や三面の顔を持つ大黒天像が祀られています。
多田街道、そこには【ご利益豊かな仏像を伝える轍】がありました。
街道が通るこの地には、江戸時代より続く発音寺があり、本堂には十一面観音立像や三面の顔を持つ大黒天像が祀られています。
多田街道、そこには【ご利益豊かな仏像を伝える轍】がありました。
紹介した内容
発音寺—ほつおんじ
江戸時代から続く発音寺の境内には、200年をかけ高さ20メートルの巨木になったクスノキがあります。
本堂にある十一面観音立像は室町時代以降に作られたとされ、目には玉眼を入れ、体部は寄せ木造りで黒漆が塗られています。
本堂にある十一面観音立像は室町時代以降に作られたとされ、目には玉眼を入れ、体部は寄せ木造りで黒漆が塗られています。
道の記憶 三面大黒天立像
木造三面大黒天立像—もくぞうさんめんだいこくてんりゅうぞう
高さ148センチの三面大黒天立像は江戸時代に彫られた異例の大作といわれています。正面を向く大黒天は五穀豊穣に、向かって左向きの毘沙門天は魔除けとして、右向きの弁財天は学業成就にご利益があります。