11月14日(火)

第396回 富田林街道「~茶の湯の文化を伝える道~」

富田林街道—とんだばやしかいどう

富田林街道
富田林街道
大阪府堺市を通る富田林街道。
安土桃山時代、この地では千利休など茶人の間で茶の湯の文化が花開きました。
千利休が京都の職人に作らせ、その製法を堺市に伝えた「楽焼」が今も作られています。
富田林街道、そこには【茶の湯の文化を伝える轍】がありました。

紹介した内容

楽焼—らくやき
楽焼は千利休が京都の職人に作らせたことが始まりです。
その製法を堺市に伝え、今も堺市で楽焼を作る工房があります。
ろくろを使わず、手で土をこねて形を作り、ヘラで整えていくという特徴があります。
楽焼
楽焼

道の記憶 楽焼

赤楽—あからく
楽焼茶碗には、表面が茜色をした赤楽があります。
これは素焼きをした後、釉薬をかけ、小さな炭窯を使い800度ほどの低温で1つずつ柔らかく焼き上げます。
赤楽は茶の緑が映える茶碗として親しまれています。
赤楽
赤楽