10月24日(火)
第393回 美作道「~山に宿る仏様への道~」
美作道—みまさかみち


兵庫県を通る美作道。
江戸時代、宿場町があった、たつの市新宮町觜崎には、「寝釈迦の渡し」と呼ばれる山並みや室町時代に掘られた伝承が残る石仏があります。
美作道、そこには【山に宿る仏様への信仰の轍】がありました。
江戸時代、宿場町があった、たつの市新宮町觜崎には、「寝釈迦の渡し」と呼ばれる山並みや室町時代に掘られた伝承が残る石仏があります。
美作道、そこには【山に宿る仏様への信仰の轍】がありました。
紹介した内容
寝釈迦の渡し—ねしゃかのわたし
揖保川を渡る船の渡し場として栄えた觜崎。
渡し場所から見る南西の山並みがお釈迦様の寝姿のように見えたことから、「寝釈迦の渡し」と呼ばれるようになりました。
旅人は身の安全と、留守を守る家族の無事を山並みに祈ったと伝わります。
渡し場所から見る南西の山並みがお釈迦様の寝姿のように見えたことから、「寝釈迦の渡し」と呼ばれるようになりました。
旅人は身の安全と、留守を守る家族の無事を山並みに祈ったと伝わります。


道の記憶 いぼとり地蔵
觜崎磨崖仏—はしさきまがいぶつ
觜崎磨崖仏は室町時代、揖保川に沿った岩山の壁面に掘られた石仏です。
対岸に参拝するための拝殿があり、近くの井戸水をイボにつけると、綺麗にとれると伝えられています。
そのため「いぼとり地蔵」と呼ばれ、長年親しまれてきました。
対岸に参拝するための拝殿があり、近くの井戸水をイボにつけると、綺麗にとれると伝えられています。
そのため「いぼとり地蔵」と呼ばれ、長年親しまれてきました。

