10月17日(火)

第392回 美作道「~播磨の小京都への道~」

美作道—みまさかみち

美作道
美作道
兵庫県たつの市を通る美作道。
この地には江戸時代に治めていた龍野藩主が居城した龍野城あり、近くの高台には藩主の茶室と別邸が残されています。
美作道、そこには【城下町の歴史を伝える轍】がありました。

紹介した内容

龍野城—たつのじょう
播磨の小京都と呼ばれる、たつの市は、江戸時代、龍野藩の脇坂家が治めていました。
藩主が居城した龍野城は昭和に再建され、敵が攻め込んで来た時、門を土砂で埋める「うずみ門」も復興整備されました。
龍野城
龍野城

道の記憶 藩主の茶室と別邸

聚遠亭—しゅうえんてい
城の近くの高台にある聚遠亭は、江戸時代後期に建てられた茶室と御涼所が当時の面影を残しています。
池に浮かんでいるように見える茶室は浮堂とも呼ばれ、風雅な趣がある御涼所は、脇坂家の武家屋敷でもあります。
床下に抜け道と考えられる地下通路が残り往時を偲ばせます。
聚遠亭
聚遠亭