3月21日(火)

第362回 粉河街道「~七の霊瀑へ向かう道~」

粉河街道—こかわかいどう

粉河街道
粉河街道
大阪と和歌山を結ぶ粉河街道。
かつては修験者も通ったと言われており、街道の途中には犬鳴山がそびえ立っています。
山中には七つの滝があり、その滝の名を由来にした七宝瀧寺は、願望成就、霊験あらたかと言われ、たくさんの方々がお参りされています。
粉河街道、そこにはあらゆる御利益をもたらす滝の轍がありました。

紹介した内容

犬鳴山—いぬなきさん
犬鳴山は泉佐野市にある山で、大蛇に襲われた猟師を、愛犬がけたたましく吠え、身を挺して守ったことから名づけられたといわれています。役行者が葛城修験の中心的行場として開山したとされており、全国各地から多くの修行者が訪れています。
犬鳴山
犬鳴山

道の記憶 七福神・不動の霊瀑

七宝瀧寺—しっぽうりゅうじ
七宝瀧寺は犬鳴山中に流れる7つの滝が名前の由来となっており、淳和天皇が命名されました。ご本尊は不動明王で絶対秘仏となっていて、参拝をすれば七福神全てのご利益と不動明王の霊気をも授かるといわれています。
七宝瀧寺
七宝瀧寺