3月7日(火)
第360回 粉河街道「~秘仏の観音像へ向かう道~」
粉河街道—こかわかいどう


大阪と和歌山を結ぶ粉河街道。
大阪南部の貝塚市から和歌山へと向かうこの街道の終着点には、街道の名の由来とされている寺が建っています。およそ1300年前、子供の姿をした修行者が彫ったという、本尊の千手観音像は絶対秘仏となっており公開されたことがありません。
粉河街道、そこには俗世に触れることのない秘仏の轍がありました。
大阪南部の貝塚市から和歌山へと向かうこの街道の終着点には、街道の名の由来とされている寺が建っています。およそ1300年前、子供の姿をした修行者が彫ったという、本尊の千手観音像は絶対秘仏となっており公開されたことがありません。
粉河街道、そこには俗世に触れることのない秘仏の轍がありました。
紹介した内容
粉河寺—こかわでら
粉河寺は、和歌山県紀の川市にある寺で、770年に猟師の大伴孔子古によって創建されました。ある夜、猪や鹿を狙っていた時に光り輝く地を見つけ、その場所に柴の庵を建てたのが始まりとされています。


道の記憶 秘仏の観音像
千手観音像—せんじゅかんのんぞう
粉河寺の本尊である千手観音像は、平安時代後期に造られ絶対秘仏として公開されたことがありません。
ある時、この地に住む大伴孔子古のもとに修行者が宿を求めてやってきました。
宿泊のお礼に優美で穏やかな風貌の千手観音像を作ったのち、姿を消したと伝わっています。
ある時、この地に住む大伴孔子古のもとに修行者が宿を求めてやってきました。
宿泊のお礼に優美で穏やかな風貌の千手観音像を作ったのち、姿を消したと伝わっています。

