12月27日(火)

第351回 九里半街道「~湖上の神へと向かう道~」

九里半街道—くりはんかいどう

九里半街道
九里半街道
福井と滋賀を結ぶ九里半街道。
この街道はかつて小浜湾でとれた海産物を運ぶため、多くの運送人が往来していました。
琵琶湖のほとりにある今津が終着点で、そこから湖に浮かぶ神の住む島を見ることが出来ます。
人々は遠くに見える島に向かい、浜から賽銭を投げ祈りを捧げていました。
九里半街道、そこには神の島への信仰の轍がありました。

紹介した内容

竹生島—ちくぶしま
竹生島は、琵琶湖に浮かぶ周囲2kmあまりの小島です。島の形が雅楽などで使われる楽器の笙に似ていることからこの名が付けられたと言われています。平家物語や謡曲にも神秘的な美しさを秘めた島として登場し、千年を経た今日でも、その姿は人々をひきつけてやみません。
竹生島
竹生島

道の記憶 琵琶湖の弁天信仰

宝厳寺—ほうごんじ
竹生島にある宝厳寺は、神亀元年に聖武天皇が夢枕にあらわれた天照大神から「この島は弁財天の聖地のため、寺院を建立すれば、国家泰平、五穀豊穣となるであろう」とお告げを受け建立しました。この寺には弁財天が祀られており、ご利益を得ようと多くの人々が島を訪れます。
宝厳寺
宝厳寺