12月6日(火)

第348回 九里半街道「~海の幸を運ぶ道~」

九里半街道—くりはんかいどう

九里半街道
九里半街道
福井と滋賀を結ぶ九里半街道。
この街道は、距離が9里半だったことが名前の由来となっており、福井県の小浜湾から海産物を運ぶために多くの運送人が往来していました。街道の終わりには、船旅を守る神々が祀られた神社があり、今でも琵琶湖を行き交う船を見守り続けています。
九里半街道、そこには湖上の安全を願う祈りの轍がありました。

紹介した内容

今津—いまづ
今津は、滋賀県高島市に位置する、琵琶湖のほとりにある港町です。
鎌倉時代から天然の良港として発達した今津は、豊臣秀吉によって繫栄したといわれています。大阪城築城の際に人馬が足りず難渋したところへ今津の民が馳せ参じました。その返礼の意味を込め、日本海からの物資の中継地を今津に限定したといいます。
今津
今津

道の記憶 船旅の守り神

住吉神社—すみよしじんじゃ
住吉神社は、滋賀県高島市今津町にある神社で、社殿は弘安元年に造営されたと伝わっています。この神社は、武将の崇敬も厚く、天正11年に豊臣秀吉が北国への軍務の際に幣帛料を奉り、湖上安全を祈って、荷物着港の御章印を賜ったといわれています。
住吉神社
住吉神社