10月4日(火)

第339回 熊野街道「~聖地 熊野への参詣道~」

熊野街道—くまのかいどう

熊野街道
熊野街道
大阪と和歌山を通る熊野街道。
和歌山の熊野へと向かうこの街道は、京都にいた上皇や貴族により始まった熊野詣に使われました。
街道沿いには、王子と呼ばれる道標や休憩所の役割を担っている神社が点在し、旅の安全を願ったといわれています。
熊野街道、そこには聖地、熊野へつながる轍がありました。

紹介した内容

熊野詣—くまのもうで
熊野詣は、熊野にある本宮・新宮・那智の熊野三山を参詣することをいいます。
院政期の熊野御幸をきっかけに、上下貴賤男女を問わずに大勢の人々が訪れるようになりました。蟻が餌と巣の間を行き来する様にたとえられ「蟻の熊野詣」とも言われました。
熊野詣
熊野詣

道の記憶 藤白王子

藤白王子跡—ふじしろおうじあと
藤白王子は、平安から鎌倉にかけて熊野詣の途上における要所とされており、九十九王子の中でも特に格式の高い五体王子のひとつとして崇敬されました。
境内を貫くように街道が通り、本殿には熊野の神々が仏の姿となって祀られ参詣者を見守っています。
藤白王子跡
藤白王子跡