9月27日(火)

第338回 鳥羽街道「~悲恋の伝説が残る道~」

鳥羽街道—とばかいどう

鳥羽街道
鳥羽街道
京都府を通る鳥羽街道。
京都市の南部を通っている街道沿いには、古くからの伝説を残す寺があります。
ある時、朝廷に仕える武士が同僚の妻に恋をしました。しかし、武士は愛する人を追い詰め、誤って殺してしまいました。後悔した武士は、その人の住まいがあった場所に墓を建てたという。
鳥羽街道、そこには悲恋の伝説を伝える轍がありました。

紹介した内容

鳥羽地蔵—とばじぞう
鳥羽地蔵は、平安時代の役人である小野篁が一度冥途へ行き生身の地蔵尊を拝し蘇った後、そのことに感謝して作られたと言われています。
一つの木から六体の地蔵を彫りだしたうちの一体と伝えられており、京都に疫病が侵入しないようにと祈願させ、街道の入口にあたるこの場所に祀られました。
鳥羽地蔵
鳥羽地蔵

道の記憶 悲恋の地

恋塚寺—こいづかでら
恋塚寺は、1170年に建てられた寺です。
平安時代に武士の遠藤盛遠が、同僚の妻 袈裟御前に横恋慕し、困った袈裟御前から夫を殺すよう持ちかけられるが、盛遠は夫に変装をし身代わりとなった袈裟御前を殺してしまいました。
盛遠は己の非道を深く恥じて出家し、彼女の菩提を弔うために墓を建立したのがこの寺の始まりといわれています。
恋塚寺
恋塚寺