6月21日(火)
第324回 塩津海道「~峠の地蔵~」
塩津海道—しおつかいどう


福井県と滋賀県を結ぶ塩津海道。
塩を運ぶ道として重宝されていたこの街道には、ひっそりと小さな地蔵堂が佇んでいます。
峠を訪れる人々は、道中の無事を祈願するために、塩を供えたと言われています。
塩津海道、そこには旅の安全を願う轍がありました。
塩を運ぶ道として重宝されていたこの街道には、ひっそりと小さな地蔵堂が佇んでいます。
峠を訪れる人々は、道中の無事を祈願するために、塩を供えたと言われています。
塩津海道、そこには旅の安全を願う轍がありました。
紹介した内容
深坂峠—ふかさかとうげ
深坂峠は日本海に面する敦賀湾から山を越え琵琶湖を結ぶ道中にあります。
平安時代、平清盛の長男・重盛が敦賀と琵琶湖を結ぶ運河開削計画を実行しました。しかし、巨石などによって阻まれ計画は中止になり、その後、太閤秀吉や徳川幕府が何度も試みましたが、一度も完成することはなかったといいます。
平安時代、平清盛の長男・重盛が敦賀と琵琶湖を結ぶ運河開削計画を実行しました。しかし、巨石などによって阻まれ計画は中止になり、その後、太閤秀吉や徳川幕府が何度も試みましたが、一度も完成することはなかったといいます。


道の記憶 塩の祈願
深坂地蔵—ふかさかじぞう
深坂峠にある深坂地蔵には、言い伝えが残されています。
平安時代、平清盛の長男・重盛がこの道に運河を掘ろうとしました。
しかし、ある大きな岩を割ろうとすると、石工達がなぜか腹痛になり工事が進みませんでした。そこで徳の高い僧を呼び経をあげると岩に地蔵の姿が浮かんだそうです。その地蔵は祀られ、峠道を行き交う人々を見守り続けました。
平安時代、平清盛の長男・重盛がこの道に運河を掘ろうとしました。
しかし、ある大きな岩を割ろうとすると、石工達がなぜか腹痛になり工事が進みませんでした。そこで徳の高い僧を呼び経をあげると岩に地蔵の姿が浮かんだそうです。その地蔵は祀られ、峠道を行き交う人々を見守り続けました。

