6月14日(火)

第323回 塩津海道「~街道で詠まれた歌~」

塩津海道—しおつかいどう

塩津海道
塩津海道
福井県と滋賀県を通る塩津海道。
敦賀湾から琵琶湖へと向かう途中、街道最大の難所とされていた急勾配の深坂峠があります。
平安時代の歌人である紫式部は、この峠の厳しさを歌に残しました。
塩津海道、そこには人生の悲哀が込められた歌の轍がありました。

紹介した内容

深坂峠—ふかさかとうげ
深坂峠は、標高360mを越える険しい道で、古くから北陸諸国の物資や外国からの人がにぎやかに行き交いました。
紫式部や万葉の歌人が、急激な峠を越える時のことを、歌にして詠んだと言われています。
深坂峠
深坂峠

道の記憶 気高き妻の歌

疋壇城跡—ひきだじょうあと
疋壇城は、文明年間に越前国を支配していた朝倉氏が築いたとされています。
戦国時代に、織田信長によって落城したのち朝倉氏家臣の妻が「ありをれば よしなき雲も 立ちかゝる いざや入りなむ 山のはの月」と戦に敗れて相手の言いなりになるよりも死を選ぶという辞世の句を詠んだとされています。
疋壇城跡
疋壇城跡