6月7日(火)

第322回 塩津海道「~塩を運ぶ道~」

塩津海道—しおつかいどう

塩津海道
塩津海道
福井県と滋賀県を通る塩津海道。
平安時代には開かれていたというこの街道は、敦賀から塩を琵琶湖のほとりにある港町、塩津へと運ぶ重要な道でした。
大量の塩が運ばれることから、その名がついたとも言われています。
塩津海道、そこには違う事なく荷を運ぶ誓いの轍がありました。

紹介した内容

塩—しお
古くから敦賀は、日本海側有数の製塩地でした。
奈良時代以降、塩を大量生産するために、製塩土器や大規模な石敷製塩炉が設置され、工場生産のような状況であったと言われています。
製造された塩は、塩津に運ばれ船で琵琶湖を渡り京の都へと運ばれました。
塩
塩

道の記憶 神仏への誓い

起請文—きしょうもん
塩津港遺跡から発掘された起請文は、木札に書かれたもので高い歴史的価値を持つものです。神仏に誓いを立てて決して背かないことを宣言し、もし自分が運ぶ荷物を失ったら、罰をこうむってもかまわないと記されていました。
起請文の内容からは、地元の鎮守神を篤く信仰しており、精神的な拠り所としていたことがわかります。
起請文
起請文