5月10日(火)

第318回 山陰道「~2つの英雄伝説が残る道~」

山陰道—さんいんどう

山陰道
山陰道
京都府を通る山陰道。
街道には平安時代の武士、源氏の2つの伝説が残ります。
1つは京都市から亀岡市をつなぐ老ノ坂峠に残る、源頼光が鬼の頭領、酒呑童子を討伐した伝説、もう1つは、亀岡市に残る頼光の子孫、頼政が妖怪「鵺」を討伐した伝説です。
山陰道、そこには源氏の英雄伝説を伝える轍がありました。

紹介した内容

酒呑童子伝説—しゅてんどうじでんせつ
平安時代に京の都では鬼の頭領、酒呑童子が姫君たちをさらうなど数々の悪行を行っていました。
武勇に名高かった源頼光が時の天皇の命を受け見事に討伐しますが、頼光に討ち取られた酒呑童子の首は、都に持ち帰られる途中で急に重くなって持ち上がらなくなり、老ノ坂峠に葬られたと伝わります。
現在、その場所には首塚大明神が祀られ、首から上の病気に霊験あらたかといわれています。
酒呑童子伝説
酒呑童子伝説

道の記憶 妖怪討伐

源頼政—みなもとのよりまさ
源頼政は武勇に秀でた弓の達人として知られる武将です。
平安時代末期、「鵺」という頭は猿、胴体は狸、手足は虎、尾は蛇の姿をした妖怪の鳴き声にうなされていた天皇の為に、弓矢で討伐したという伝説が残ります。この地の地蔵堂には矢で功績を得た事から矢を持った地蔵が祀られています。
源頼政
源頼政