4月19日(火)

第315回 十三街道「~武士の最後を伝える道~」

十三街道—じゅうさんかいどう

十三街道
十三街道
大阪府と奈良県を通る十三街道。
街道が通る東大阪市は江戸時代に起きた大坂夏の陣の舞台になった場所です。
豊臣家の重臣、木村重成は大激戦の末に徳川の軍勢に討ち取られ、街道沿いにある蓮城寺には木村重成の位牌が置かれました。
十三街道、そこには武士の最後を伝える轍がありました。

紹介した内容

木村重成—きむらしげなり
木村重成は豊臣秀頼の重臣で信頼も厚く、大坂冬の陣で徳川家康と講和を結んだ時は、豊臣家の代表として家康から血判状を受け取る役目を担いました。
大坂夏の陣で重成は討ち死にしましたが、家康の前に首が運ばれてきた際、夏の初めというのに首にいささかの臭気もなく、髪に香を焚きこめ、兜の緒の端を切り落としてあるのは、討ち死にを覚悟していた証拠ということで家康は、重成の姿に感服したといいます。
木村重成き
木村重成き

道の記憶 武士の最後

蓮城寺と木村重成の墓—れんじょうじときむらしげなりのはか
蓮城寺は、木村重成が戦で死んだ際、重成の叔父が京都から東大阪市の若江に出て創建した寺です。
また、蓮城寺から十三街道を少し進んだ先には、重成の首を落とした安藤長三郎の子孫の手によって建立された墓があります。
蓮城寺と木村重成の墓
蓮城寺と木村重成の墓