3月29日(火)

第312回 水間街道「~伝説の蛸地蔵~」

水間街道—みずまかいどう

水間街道
水間街道
大阪府を通る水間街道。
街道が通る岸和田市には、戦国時代に豊臣秀吉が拠点とした岸和田城があります。
岸和田城には、和歌山の雑賀衆に攻め込まれて落城寸前となった時、蛸に乗った僧侶が秀吉方の軍勢に加勢し、敵兵を倒して城を守ったという伝説が残されています。
水間街道、そこには語り継がれる伝説の轍がありました。

紹介した内容

岸和田城—きしわだじょう
岸和田城は、1334年に当時「岸」と呼ばれていた地に和田氏が城を築き、根拠地としたことがはじまりとされています。
城の本丸と二の丸を連ねた形が機織り機のたて糸をまく器具「ちきり」に似ていることから、千亀利城とも呼ばれています。
岸和田城

いにしえの伝説

蛸地蔵縁起絵巻—たこじぞうえんぎえまき
蛸地蔵縁起絵巻には、岸和田城にまつわる伝説が描かれています。
根来、雑賀衆に攻められた際に、大蛸に乗った一人の法師と数千の蛸が現われ、凄まじい勢いで敵兵をなぎ倒し、城の危機を救ったと伝わります。
戦いの数日後、城の堀から傷を無数に負った地蔵が発見され、天性寺の地蔵堂に移されるまで、岸和田城内に大切に収められていました。
蛸地蔵縁起絵巻
蛸地蔵縁起絵巻