11月30日(火)

第295回 下高野街道「~息づく神仏習合~」

下高野街道—しもこうやかいどう

下高野街道
下高野街道
大阪府を通る下高野街道。
街道のほど近くに神仏習合の寺として知られる正圓寺があります。
日本古来の神や、外国から伝来した仏も分け隔てなく敬い、寺にはインドのヒンドゥー教に由来する大自在天も江戸時代から秘仏として伝わっています。
下高野街道、そこには宗派を超えて人々を救う信仰の轍がありました。

紹介した内容

正圓寺—しょうえんじ
正圓寺は939年に般若山阿倍寺として創建されたのを始まりとしています。
1690年頃に寺号を「正圓寺」と改称、1723年に寺の和尚が聖天信仰の流布宣揚につとめた頃から、地元では「聖天さん」と呼ばれるようになったといわれています。
正圓寺
正圓寺

いにしえの秘仏

大自在天—だいじざいてん
正圓寺の「大自在天」の頭部は象の頭で表されています。
力の強い象は、古くから神聖な存在として尊ばれており、その圧倒的な力で、あらゆる災難を跳ね除けてくれるといいます。
大自在天
大自在天