9月14日(火)

第284回 笠置街道「~奈良の伝統 鹿寄せ~」

笠置街道—かさぎかいどう

笠置街道
笠置街道
奈良と京都を通る笠置街道。
街道が通る奈良市には奈良公園を中心に1100頭ほどの野生の鹿が生息しています。
この地には、都を守護する春日大社が創建された際、茨城県の鹿島から鹿に乗って祭神がやってきたという伝説があり、それ以来、鹿は神の使いとして人々に守られてきました。
笠置街道、そこには奈良の歴史ある行事を伝える轍がありました。

紹介した内容

奈良の鹿—ならのしか
奈良公園を中心に生息している鹿は、約1300年前から時代ごとに大切に保護され、1957年には国の天然記念物に指定されました。
鹿は芝や木の実など、高さ約2mまでの下層植生を食べるため、木々の下に枝や草の無い、遠くまで見通せる景観が奈良公園内に広がります。
奈良の鹿
奈良の鹿

いにしえの鹿寄せ

鹿寄せ—しかよせ
鹿寄せは、ホルンの音色で鹿を呼び寄せる奈良の伝統行事の一つです。
1862年に鹿を集め保護・育成する施設が出来た際、ラッパを使って鹿寄せが行われたことが始まりで、現在では観光行事として受け継がれています。音色に誘われ、鹿が集まる様は、奈良の伝統を伝える光景となっています。
鹿寄せ
鹿寄せ