8月17日(火)

第280回 長尾街道「~伝統の鋳物産業~」

長尾街道—ながおかいどう

長尾街道
長尾街道
大阪府と奈良県を結ぶ長尾街道。
街道が通る奈良県香芝市は、約1300年前から鋳物産業の技術が受け継がれ、地元の神社には鋳物職人たちが奉納した希少な鳥居が残っています。
長尾街道、そこには先人たちが残してくれた鋳物の轍がありました。

紹介した内容

五位堂鋳物—ごいどういもの
奈良県香芝市の五位堂では、奈良時代に東大寺の大仏を造った鋳物師の流れを汲むとされる職人が数々の作品を製造し続けてきました。
中世から近世の時代にかけて朝廷の公用を務めた五位堂鋳物師は、近世には関西一円の梵鐘を手掛け、明治時代には農具や鍋釜などの日用品をつくってきました。現在は主に船舶用の大型部品などを製造しています。
五位堂鋳物
五位堂鋳物

いにしえの社

鋳鉄鳥居—ちゅうてつとりい
香芝市の十二社神社にある鳥居は鋳物の技術によって造られた鳥居で、市の有形民俗文化財に指定されています。
14点の部品で組み上げられた鋳鉄鳥居は、昭和初期頃から随時補修されており地域の来歴を知るための貴重な文化財です。
鋳鉄鳥居
鋳鉄鳥居