6月29日(火)

第273回 孝子越街道「~泉州の巨大地蔵~」

孝子越街道-きょうしごえかいどう

孝子越街道
孝子越街道
大阪南部から和歌山を通る孝子越街道。
街道の入り口近くにある岸和田城の石垣は、主に泉州で採掘された和泉砂岩が使われています。
また室町時代に創建された大願寺にある和泉砂岩で彫られた巨大な地蔵は、長寿延命を願う延命地蔵尊として、広く民衆からの助援により製作されました。
孝子越街道、そこには石が伝える職人の轍がありました。

紹介した内容

岸和田城—きしわだじょう
岸和田城は1597年に豊臣秀吉の叔父、小出秀政が天守閣を完成させ、城の石垣には和泉砂岩が使用されました。
和泉砂岩は風化に弱く城の石垣は崩れ続けていくため、岸和田城の石垣下部には犬走り石垣という周提帯を設けて少しでも崩れ落ちないよう工夫をされています。
岸和田城
岸和田城

いにしえの地蔵

石造地蔵菩薩立像-せきぞうじぞうぼさつりつぞう
大願寺の石造地蔵菩薩立像は高さが約2mあり、右手に錫杖、左手に宝珠を持った大阪府下では最大級の和泉砂岩で彫られた石造物です。
阪南市指定有形文化財にも指定されています。
石造地蔵菩薩立像
石造地蔵菩薩立像