6月1日(火)

第269回 孝子越街道「~秀吉が髭を奉納した寺~」

孝子越街道-きょうしごえかいどう

孝子越街道
孝子越街道
大阪南部から和歌山を通る孝子越街道。
大阪湾に沿って海辺近くを通る街道は、漁業で栄えた集落を結び発展してきました。
海上交通安全の寺として名高い理智院には、豊臣秀吉が朝鮮攻めの際に嵐に遭い、理智院の僧侶に祈祷をさせたという逸話が残ります。
孝子越街道、そこには嵐をおさめた祈りの轍がありました。

紹介した内容

理智院—りちいん
理智院は聖武天皇の勅願により733年に行基菩薩が開山した寺です。
元は行基自作の聖観世音菩薩が本尊でしたが、今は弘法大師空海が暴風雨の鎮静祈願を行う為に作った追風不動明王が本尊秘仏として鎮座しています。
理智院
理智院

いにしえの秀吉の髭

太閤秀吉肉付像—たいこうひでよしにくづけのぞう
秀吉が朝鮮出兵に際して大阪から九州へ出陣した折、途中嵐に遭いました。
しかし理智院の住職だった桂忍上人が祈祷をすると風雨はやみ無事に九州の名護屋城へたどり着いた。
これを喜んだ秀吉が感謝の意を込め、木像に自身のひげを移植して奉納したとされています。
いにしえの秀吉の髭
いにしえの秀吉の髭