5月4日(火)

第265回 中国街道「~造幣局の桜並木~」

中国街道-ちゅうごくかいどう

中国街道
中国街道
大阪府と兵庫県を通る中国街道。
街道が通る大阪市北区天満には明治時代初期に設立した造幣局があります。
敷地内に残る創業当時から管理されてきた桜は、春になると咲き誇り、大都会の中では珍しい桜の名所となっています。
中国街道、そこには歴史ある風景を伝える轍がありました。

紹介した内容

造幣局—ぞうへいきょく
1871年に創業した造幣局は、当時17万8千㎡の敷地を持つ世界最大規模の施設で、必要な機材や資材の多くを自給自足で賄い貨幣の製造が開始されました。
日清、日露戦争を機に貨幣製造は繁忙期を迎え、1897年に「貨幣法」が制定され、金を通貨の価値基準とする制度「金本位制」が確立されました。
造幣局
造幣局

いにしえの桜並木

桜並木—さくらなみき
造幣局の桜は、1883年に当時の造幣局長だった遠藤謹助が「局員だけの花見ではもったいない、市民と共に楽しもうではないか」と一般公開を発案し、桜が満開となる数日間、一方通行による通り抜けが始まりました。
以来、桜を愛する人々の協力に支えられ続け、造幣局の代名詞の一つとなっています。
桜並木
桜並木