3月30日(火)

第260回 上街道「~後世に影響を与えた仏像~」

上街道—かみかいどう

上街道
上街道
奈良県を通る上街道。
街道が通る天理市には、弘法大師が創建した長岳寺があります。
境内には古墳の墓石で作られたという弥勒大石棺仏や、平安時代に造られた阿弥陀三尊の仏像が残ります。
上街道、そこには仏像の歴史を刻む轍がありました。

紹介した内容

天理市—てんりし
天理市は、縄文時代から人が暮らし古墳時代には国家誕生の舞台となるなど、
古代から人々が積み重ねてきた歴史、風土が息づいています。
また古事記や日本書紀、万葉集に登場する地名や伝説なども残されています。

いにしえの仏像

阿弥陀三尊—あみださんぞん
長岳寺の阿弥陀三尊は「阿弥陀如来」と、両脇の「勢至菩薩」「観世音菩薩」の三体で1151年に造られました。
仏像の眼に水晶をはめこんだ玉眼と呼ばれる技法を用いた日本最古の例とされています。
堂々とした量感や美しく写実的な表現は、その後の仏像制作に大きな影響を与えました。
いにしえの仏像
いにしえの仏像