3月23日(火)

第259回 上街道「~伝統の奈良墨~」

上街道—かみかいどう

上街道
上街道
奈良県を通る上街道。
街道が通る奈良市には、江戸時代の技法で作られる奈良墨の老舗があります。
極上の濃さと艶やかさがある墨には、代々継承してきた職人の技が息づいています。
上街道、そこには墨づくりの伝統を守る轍がありました。

紹介した内容

古梅園—こばいえん
1577年に創業した古梅園は、始祖の松井道珍が製墨業を始める時、当時未熟だった製墨法の研究を重ね良質墨の製法を開発しました。
長年培ってきた技術と製法を守り抜く古梅園の墨は、多くの作家から支持され続けています。
古梅園
古梅園

いにしえの奈良墨

奈良墨—ならずみ
奈良県の伝統工芸品に指定されている奈良墨は、製作工程に墨職人の繊細な技術が必要なため今も手作業で作られています。
採煙蔵で植物性の油を燃やして集めた墨の原料となる煤に、ゼラチンを混ぜて練り上げ、木型にはめ取り出した墨を半年ほど乾燥させることで、上質な墨に仕上がります。
奈良墨
奈良墨