3月2日(火)

第256回 上街道「~文豪が愛した若草鍋~」

上街道—かみかいどう

上街道
上街道
奈良県を通る上街道。
街道が通る奈良市には、小説家の志賀直哉がよく訪れていた老舗旅館があります。
料亭だった当時、志賀直哉に名付けられた「若草鍋」は旅館の名物になっています。
上街道、そこには文豪が愛した味を伝える轍がありました。

紹介した内容

若草山—わかくさやま
若草山は高さ342mで、三つの丘が笠を重ねたように見えるため「三笠山」とも呼ばれています。
四季折々の自然を楽しむことができ、若草山の山焼きは古都奈良に早春を告げる行事として有名です。
若草山

いにしえの鍋

若草鍋—わかくさなべ
若草鍋は1907年に料亭として開業し、現在は料理旅館となっている「江戸三」の名物料理です。
ほうれん草を土台に具材を山状に盛り付けた鍋は志賀直哉を慕い、連絡なしに志賀のいる江戸三を訪れた弟子たちのため志賀が店主に頼み残った食材で作られた料理です。
新緑の若草山にたとえ若草鍋と名付けました。
若草鍋
若草鍋