日本の轍

毎週火曜 午後9:54~10:00

6月9日(火)

第218回「初瀬街道~女流歌人の足跡~」

初瀬街道—はせかいどう

初瀬街道

初瀬街道

奈良県を通る初瀬街道。
街道の周辺は奈良時代に作られた歌集、万葉集の舞台として柿本人麻呂などにより多くの歌が詠まれました。
また天皇の后で優れた歌人と言われた額田王が、晩年を過ごした場所ともいわれています。
初瀬街道、そこには歌人の想いを伝える轍がありました。

紹介した内容

桜井市—さくらいし

初瀬街道が通る奈良県桜井市は、万葉集が詠み始められた街です。
市内の粟原寺跡は、万葉歌人、額田王が晩年を過ごした場所で、近くにある石位寺には、額田王が身近に置いて礼拝したといわれている石仏が残ります。

桜井市

石位寺

いにしえの恋歌

額田王—ぬかたのおおきみ

万葉集 「古に恋ふらむ鳥は霍公鳥 けだしや鳴きし 我が念へる如」

額田王の出自に関する記述は非常に少なく謎の多い人物です。
万葉集には、多くの歌を残しましたが晩年、夫を亡くした後に詠んだ歌があります。
「古に恋ふらむ鳥は霍公鳥 けだしや鳴きし 我が念へる如」額田王が遠い過去を恋い慕って飛ぶホトトギスの鳴く様子を、過去を偲ぶ自分の姿と重ねて詠まれたと言われています。

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