日本の轍

毎週火曜 午後9:54~10:00

7月30日(火)

第173回「淡路往還~海風が育む線香~」

淡路往還—あわじおうかん

淡路往還

淡路往還

淡路島を一周する道、淡路往還。
この街道付近にある淡路島の港町 江井では海風の気候を活かした線香づくりが盛んです。
機械化が進む中、今も手作業の製法でつくられた線香は全国で愛用されています。
淡路往還、そこには歴史ある香りが息づく轍がありました。

紹介した内容

淡路市江井—あわじしえい

淡路島の北西部に位置する江井は島で最も栄えた港町として知られ、江戸時代から線香づくりが盛んな場所です。冬場でも港町特有の暖かい海風が吹く為、線香づくりには欠かせない自然乾燥に適していました。
また線香の原材料の搬入や製品輸送に便利な立地条件が整っていたといいます。

いにしえの線香

江井では今も手作業で線香を作る製法が受け継がれています。
練り合わせた原料を押出し機で棒状に押し出し、その後、西向きの壁一面に木の格子窓をしつらえた乾燥場で、外から入る自然の風で乾燥させます。
風の量は木の格子を動かしながら職人が調整を行い線香を指で弾いたときの音を頼りに乾燥の具合を判断します。
こうして自然乾燥を経て出来上がった線香は熟成した上品な香りに仕上がるといいます。

菊一文字

菊一文字

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