日本の轍

毎週火曜 午後9:54~10:00

5月9日(火)

第58回「室生古道 ~女人高野・室生寺~」

室生古道—むろうこどう

奈良県『室生古道』。
この街道沿いにあるお寺で、室町時代から女性の参詣を受け入れていた室生寺。境内にある金堂には、女性たちの信仰を集めていた十一面観音菩薩が今も鎮座しています。
室生古道、そこには女性たちの祈りの轍がありました。

紹介した内容

室生寺—むろうじ

奈良時代の末期に創建された室生寺は真言宗室生寺派大本山の寺院です。
女人禁制の高野山に対し、古くから女性の参詣が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれています。記録に残る最初の女人参詣は1450年に九条家、不断光院の尼僧衆によるものです。しかし、それ以前から女性の参詣は行われていたといわれています。

いにしえの観音菩薩

十一面観音菩薩—じゅういちめんかんのんぼさつ

室生寺の境内にある金堂には平安時代の様式を今に伝える十一面観音菩薩が鎮座します。
国宝にも指定されているこの仏像はあでやかな色彩が残り、女性的な慈悲の表情が特徴です。お腹の辺りには輪宝と呼ばれる装飾品を身に付けており、安産祈願をする女性もいるといいます。

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