日本の轍

毎週火曜 午後9:54~10:00

4月11日(火)

第54回「熊野古道・大辺路 ~江戸時代から残る道~」

熊野古道・大辺路—くまのこどう・おおへち

熊野古道大辺路。紀伊田辺から海岸線沿いに進み、熊野三山に至る道。
大辺路の峠道で世界遺産にも登録されている長井坂。この道中には、江戸時代に馬が荷物を運べる道として、紀州徳川藩が独自の技法で整備した道が残ります。
熊野古道大辺路、そこには先人の知恵と技を今に伝える轍がありました。

紹介した内容

ウバメガシ

すさみ町和深川から見老津へ至る長井坂。その沿道に自生するウバメガシは和歌山県の特産品である紀州備長炭の原木です。
火持ちが良く、遠赤外線効果など独特な火力があることから特に料理人から珍重されてきました。江戸時代には和歌山を治めていた紀州徳川家が備長炭を製造し、藩の財源にしたことで知られます。

いにしえの坂道

版築—はんちく

長井坂にある版築は、稜線の傾斜地を保全する為に特殊な工法で粘着力のある赤土を叩き固め、土手状に整備した道です。紀州徳川家が整備をした道とされ今もその面影が街道には残ります。
官道として古道の構築や維持管理上からみて、極めて重要な事例であるとされています。

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