番組紹介

この番組は、日本各地にある道の歴史を紹介します。
その道に隠された先人達の想い、守られ続けている伝統、受け継がれてきた技、そこには後世に伝えたい轍物語があります。
  • 道先案内人

    仲村トオル

    道先案内人:中村トオル

3月26日(火)

第414回 徳川道「~梅の伝説が残る道~」

徳川道—とくがわみち

徳川道
徳川道
兵庫県明石市を通る徳川道。
この地は柿本人麻呂のゆかりの地で、旅の途中、明石で歌を詠んだという人麻呂は月照寺に祀られました。
境内には、赤穂藩の浪士が植えた梅の木が残ります。
徳川道、そこには【梅にまつわる伝説の轍】がありました。

紹介した内容

月照寺—げっしょうじ
1200年ほど前、現在の明石城祉にあった湖南山 餘鵜楊柳寺にはじまると伝えられています。明石城の築城を機に現在地に移転しました。
柿本人麻呂は、平安時代にこの寺に祀られています。
江戸時代には歌道が栄えたことで、人麿信仰が高まりました。
月照寺
月照寺
柿本神社—かきのもとじんじゃ
明治時代に神仏分離令により月照寺から分離したのが柿本神社です。
柿本人麻呂を祭神とし、学問、防火、安産の神として崇敬されています。
柿本神社
柿本神社

道の記憶 月照寺の梅

八ツ房の梅—やつふさのうめ
早春になると花を咲かせる八ツ房の梅は赤穂浪士の頭領 大石内蔵助と間瀬久太夫が藩主の仇を討つ前に植えたものと言われ、一つの花に多くの実をつける梅に仇討ちの成功を願ったと伝わります。
八ツ房の梅
八ツ房の梅