10月15日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し、回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「室内からの台風中継では危険さが伝わらない」と「被害者の顔写真を放送するのはなぜ」の、二つのご意見にお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』の特製グッズを差し上げます。

『newsランナー』 (メール/20代/男性)

  • 和歌山の台風中継で、台風の影響のない室内からやっても、台風が危険って伝わるわけない。やる気ないなら出てくるな!安全な場所からって、安全すぎるだろう。

  • 報道センターの回答

    以前は安全を確保したうえで、海や河川の近くなど台風の臨場感がある場所から中継をしていました。雨風に打たれるリポーターの姿から、台風の風速や体感などが、より伝わると考えていましたが、一方で、危険な場所の近くから視聴者に「外出を控えて」と呼びかけるのは矛盾していたともいえます。近年は取材における安全確保への意識も変わってきました。万が一、中継で事故が発生すれば、さらなる救助を要請することになってしまいます。こうしたことを総合的に考えて、近年は室内からの中継も増えています。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己さん
    ご意見の方の言われている趣旨がいま一つ理解できなかったんですが、「危険な場所にいなければ危険性が伝えられない」ということであれば、そんなことはないんだろうと思います。例えばそれは、「戦場に行ってみなければ戦争の悲惨さが分からない」というのと同じで、人間はもっと想像力を豊かにしないといけないものだと思います。私の好きな格言の一つに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という、19世紀ドイツの宰相、ビスマルクの言葉があります。その観点からするならば、やはりテレビっていうのは「賢者のメディア」、つまり歴史から学ぶべきメディアであるべきです。実際の危険に身をさらすことで、初めて学ぶことができるというものではないと思いますよね。

    わかぎゑふさん
    報道センターの「さらなる救助を要請することになってしまうので危険を回避してる」、これはとても正しい回答だったと思います。あと私はいま、こういう放送は、気象予報士の方とかが、ちゃんと(説明を)なさっているので、あんまり気にしたことはないです。

『ニュース』 (メール/60代/男性)

  • 報道番組において、万引きなどの現行犯映像では、犯人にモザイク加工をするのに、傷害事件などで被害者の顔写真を放送するのはどうしてなのか教えてください。被害者こそ、プライバシーを守られるべきではないでしょうか。犯人は顔を公表、被害者はモザイク加工するべきだと思いますが。

  • 報道センターの回答

    傷害事件の被害者については、写真を放送することは、ほとんどありません。名前を出すことも少なくなっています。ただ、事件によって、殺人や傷害致死の被害者については、写真を名前とともに放送する場合があります。「誰が」という情報は事実の核心であり、名前や写真は、その人物を象徴するものと考えているからです。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    これは、私はケースバイケースだと思っているんですね。被害者の顔を隠すっていうほうが、いいんだと思うんですけど、よく考えてみたら、ただ単に、全部白と黒に分けることはできないと思っていて、例えば有名な方が亡くなっていて、顔写真も出さないで、ニュースだけがもし流れてきたとしたら、やっぱり報道性が低くなってしまうと思うので、あくまでも、このケース、このケースって考えるのが正しいと思います。

    佐藤卓己さん
    実名報道とプライバシー保護の関係性は、これまで長く議論されてきた歴史があります。そのうえで、現在のSNSのようなメディア状況では、事件が起こった時に、あいまいな情報、場合によってはデマ情報が、映像を含めてたくさん出てきます。こうした時代において、テレビは事実を、できる限り正確に伝える使命があると思います。そう考えるとやはり、ケースバイケース、まさにわかぎさんが言われた通りで、その案件に応じて考えながら報じて行くことが必要なのだと思いますね。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアは、どのようにメッセージを発信しているのか、視聴者はそれらをどう読み解き、付き合っていくべきなのか、についての情報を提供する「カンテレEYE」のコーナー。今回は、懐かしいものを見たり触れたりしながら、昔の思い出などを語り合うことで、認知症予防の効果が期待される心理療法である「回想法」に、関西テレビが蓄積する懐かしい映像を使用する『回想法シアター』についてお伝えします。
懐かしい映像を見る『回想法シアター』
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懐かしさをきっかけに多くの人で話し合うことが重要
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スタジオゲストは「回想法シアター」の企画者・井村槙介
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インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2023年10月22日(日)あさ6時30分放送です。