3月26日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。「関東のローカル局で放送される関西テレビの番組に字幕がついて欲しい」と「迷惑行為の動画は放送しないで」の二つにお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしております。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『罠の戦争』の特製グッズを差し上げます。

マルコポロリ!』(メール/60代/男性)

  • 聴覚障害者です。関西のテレビ局の番組はなぜ字幕が入らないのでしょうか。予算上のことですか。字幕を入れることにそんなに費用がかかるものでしょうか。キー局はバラエティの生放送でも字幕が入ることがあります。高齢化で耳が遠い方が増えています。関東のローカル局で関西の番組が観られるのに、字幕がないので楽しむことが出来ず残念至極です。

  • 総合編成部の回答

    関西テレビでは、あさ6時からよる12時に放送する事前収録の番組には、お問い合わせの『マルコポロリ!』を含め、ほぼ全てに字幕を付けて放送しています。字幕付きで制作している番組が、別のテレビ局で放送される時に字幕が付かない理由は、視聴者の方が受信されているテレビ局が、字幕放送を行っていないためです。ご覧いただいているテレビ局に対し、直接ご要望ください。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    そうですね、前から言ってますけど、本当に「字幕はぜひつけていただきたいな」と思ってるんですね。3年前に亡くなった母が、最期、晩年に本当に耳が遠かったんですけど、字幕放送があったおかげで、たくさんの番組を楽しめたこともありましたし、(耳が聞こえにくくなっても)テレビを見ている人が、(数多く)いるっていうことなので、各局がなるべくつける努力を、これからもしていただきたいです。

    佐藤卓己さん
    私は「字幕をすべての番組につける」のは、もうデフォルトであって、是非やってほしいと思っています。これは単に聴覚障害の方だけの問題では無く、日本語を母語としない外国の方の日本語学習、あるいは漢字の読みが定着していない低学年の子どもさんたちを含めて、非常に役に立つ教育の手段でもあるということです。実は私は、テレビを録画したものを倍速で見ていることが多くて、倍速で見るには字幕があると非常に便利で、「だいたいこんな番組だよね」というのが、すぐわかります。そうした利用者も含めてやはり(字幕は)必要だと思いますね。

『ニュース』 (メール/女性/20代)

  • ニュース等で迷惑行為に関する当該動画を放送することをやめていただきたいです。見ていて不快である、といった感覚の問題ではなく、このような動画をテレビで放送することで、当該動画投稿者、及びリポストしたようなアカウントの収益に繋がってしまうことを問題と考えたからです。再現CGを用いるなどして、動画をできるだけ流さない対策を行ってほしいです。

  • 報道センターの回答

    迷惑行為などSNSの動画については、ニュースとして放送するうえで必要な要素のひとつだと考えています。動画の内容によっては、放送にふさわしくないものもあって、節度を持った表現に編集することもあります。実態を表現するためには、実際の映像を放送する価値があると判断して使用しています。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己さん
    最近の情報番組の中で、こうした動画が使われることはよくあると思います。若い世代がweb上の動画をよく見ている一方で、「テレビしか見ない世代」がまだ存在している。そうした世代間のギャップを埋めるためにも必要な、「(テレビ)番組のあり方」だとは思います。ただ、私自身はテレビでネットの動画が流れてきたら、すぐに他のチャンネルに替えてしまう。カンテレ通信は、テレビリテラシーの番組ですが、リテラシーというと、どうしても「どのように見るか」という見方の問題だと考えがちですけど、「どのように見ないか」も、リテラシーの中に含まれると考えたほうがいいと思いますね。

    わかぎゑふさん
    いまの佐藤先生のお話、凄く勉強になりました、「見ない」という選択肢もある。テレビに出ているのに「見ないという選択肢がある」というコメントをなさるのも、素晴らしかったと思います。私は確かに(迷惑動画には)目に余るものも多いですけど、やっぱりSNSの動画をテレビで紹介しているから(初めて)知ることも、割とあるほうなので、そこら辺のバランスは難しいなと、改めて思いましたね。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアは、どのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供する「カンテレEYE」のコーナー。今回は、2022年度の一年間に取り上げた話題の中から、番組の制作にかかわる若手社員たちの特集を振り返り、その後の活躍などについてお伝えします。

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2023年4月16日(日)あさ6時30分放送です。