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2025.4.5
薪だけが知る秘密とは?葬られた秘密がついに明らかにー
死んだはずの脳科学者、貝沼清孝が再び登場?
貝沼役の國村隼が最終回のみどころを語り尽くす!
10話は追い詰められた薪が第九からレベル5の秘密を持ち出すなど、最終回に向けて物語が急展開した。中島演じる青木が、姉の死を目の当たりにしてなお第九にいることを懇願するシーンにSNSでは「青木の心情を察するに余りある…」「涙が止まらなかった」など、中島の演技を称賛するコメントが多くみられた。また板垣演じる薪が眞島秀和演じる瀧本に脅迫され、緊張感をみなぎらせるシーンでは「瀧本の不気味さ、眞島さんの演技もすごいな」「芝居は技術のぶつかり合い…鳥肌立つ」などの反響があった。
7日(月)放送の最終回では薪だけが知る秘密や、瀧本が再び現れた真の目的、そして第九の未来が次々と明らかにされるなど最後まで結末が読めない、息つく暇もない展開となっている。薪役の板垣と瀧本役の眞島が、「秘密」をめぐって互いに鬼気迫る演技を繰り広げるほか、薪と青木の“この冬もっとも切ないバディ”が見せる迫真の演技には、思わず息をのむだろう。そんな見どころ満載の最終回だが、連続殺人犯で脳科学者の貝沼清孝(國村隼)が、意外な形で再び登場する。死んだはずの男がなぜ再び、薪の前に姿を見せたのか?貝沼を演じる國村隼が、最終回のみどころを語ってくれた。
國村隼 コメント
~ 貝沼は人間を「脳」として見ている ~
- 貝沼を演じた感想を教えてください
- 貝沼に関してはかなり、「脳みそに特化した変人」だと思うんです。人間という存在を人として見ているというより「脳みそ」として見ていて、そこにものすごく興味を持ちました。貝沼とは結局、自分自身も含めていま持っている肉体、つまり「外側の入れ物」にはあまり意味を見出していない人物です。きっとこの人はそういう人物なのだろうと台本を読みながら思い、これは面白いから是非やらせていただきたいと思いました。人間の記憶も知識も脳がつかさどっていますが、貝沼はその脳の中に入り込んで人を支配できる、そういう存在ではないかと思っています。
- 貝沼という特殊な人物を演じるにあたり、どんな役作りをされましたか?
- 僕の場合、役作りというものとは少し違うと思いますが、イメージさえできてしまえばそれで終わりです。あとは現場で、相手の役者さんとどういうやり取りになるか。相手がいったい何をぶつけてきたり、投げてきたりするのか。それを自分がどう受け止めて、どうリアクションできるか?というだけのことです。貝沼としてリアクションできればOKで、そこに國村隼が表出していなければ大丈夫だ、という考えです。
~ 板垣さんは「強さ」を表現しようと一生懸命頑張っている
中島さんは二役を演じるために「肚 はら」をちゃんと変えたなと ~
- 板垣さんと共演した印象を教えてください。
- 彼は非常にナイーブな人だろうなと思いました。今回、薪を演じるにあたっても彼自身はおそらく、自分の中にないものを一生懸命立ち上げて表現しなければいけない。表現者としていろいろなものをどう立ち上げるか、一生懸命頑張っているなと一緒に演じていて感じました。本来の彼はもっとナイーブで優しいゆえに、あまり強さというものを求められる人ではなかったでしょうが、今回の薪という役どころはかなり強さが必要なので、人としての 強靭(じん)さみたいなものを彼はどう表現しようか、一生懸命頑張っている感じがしました。
- 中島さんの印象についても教えてください。
- 今回初めて共演しましたがものすごく自然体な芝居をされる方だと思いました。一人二役について彼自身の中で、形ではなく ここ(肚 はら)をちゃんと変えたな、という風に見ました。例えば薪に対峙する時、鈴木は学生の頃からの親友で「俺が何とか守ってやる」と。逆に青木が薪を見る目の中には、尊敬と憧れがないといけない。その違いもきちっと自分の肚の中に落としながら薪とどう絡むか、その違いを表現しているので、彼は分かってやっているという気がしました。
- 貝沼と薪はどのような関係性だと思われますか?
- 先ほどもお話ししましたが、貝沼の興味の対象は脳です。なぜ薪に執着するかというと、薪の脳はスペシャルで唯一支配できない、自分の思い通りにならない脳だからです。それは愛ではなく、ひょっとしたら薪という人間の脳はどう感じて、彼の中で今どんな風に思っているのか知りたい、「ひたすら純粋な興味」だと思います。この「秘密」という物語の世界観で言うと、貝沼と薪は単純なる男性同士の愛情とは全く違って、「二つ存在している脳同士の関係性」だと思います。
- 最終話を楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします
- 貝沼の呪縛から薪は逃れられるのか、否か?このドラマの最後の方にまた「変人」が出てきますので(笑)楽しんでください、という感じでしょうかね。