
11月1日、東京競馬場で行われた天皇賞(秋)(GⅠ)は、戸崎圭太騎手騎乗のダノンデサイルが優勝。17番の大外枠から鮮やかな差し切りを決め、ドバイシーマクラシック以来となるGⅠタイトルを手にした。
「ようやくこの馬の強さを見せることができた」信じ続けたパートナーとの勝利

レース後、戸崎騎手がまず口にしたのは安堵にも似た思いだった。 「ようやくこの馬の強さを見せることができて良かったです」 17番の大外枠を引いた時には驚きもあったという。それでも陣営と何度も作戦を話し合い、「この馬の良さは最後の脚」という共通認識のもとでレースに臨んだ。 ドバイシーマクラシック制覇後は勝利から遠ざかる時期もあったが、大舞台で改めて能力を証明。レース後にはおなじみとなった「ベリーベリーホース」という言葉も飛び出し、ダノンデサイルへの変わらぬ信頼をにじませた。
大外17番から完璧な差し切り リズム重視の判断が結実

大外枠からのスタートとなったダノンデサイルは、道中を後方で折り合いに専念。戸崎騎手はポジションにこだわらず、「リズム重視」の競馬を選択した。 前半1000メートル58秒8の流れについては、「いいペースになったなと思います」と振り返る。直線では十分な手応えを感じながら進路を確保し、一気に突き抜けた。 「少し仕掛けが早くなって先に抜け出してしまった」としながらも、「弾けてくれるだろうという手応えでした」とレースを回顧。馬を信じた騎乗が、見事なGⅠ制覇につながった。
再び示した真価 今後の飛躍へ期待高まる

大外枠の影響もあり人気を落としていたダノンデサイルだったが、戸崎騎手は「この馬の強さを見せることができて良かった」と改めてパートナーを称えた。 さらに「今後もこの力を発揮できるように頑張りたい」と前を見据える。天皇賞(秋)で改めて証明されたダノンデサイルの実力。その先に待つ大舞台で、どのような走りを見せるのか。今後の動向から目が離せない。