
小学生を対象としたスポーツイベント「寺田明日香さんと走ってトライ! in 関西大学」が19日、関西大学吹田みらいキャンパスで開催された。

特別講師を務めたのは、2020東京五輪女子100mハードル日本代表であり、かつて7人制女子ラグビー選手としても活動した寺田明日香(ジャパンクリエイトグループ所属)だ。

関西大学ラグビー部の現役選手たちとともに、かけっこ教室とラグビー体験会を行い、集まった約70人の子どもたちと爽やかな汗を流した。
■7人制ラグビー挑戦の糧と「仲間」への思い
寺田は一度陸上競技を引退した後、結婚や出産を経て2016年に7人制女子ラグビーへ競技転向した経歴を持つ。 約2年間のラグビー経験を経て陸上界へ復帰し、女子100mハードルで12秒97の日本記録を樹立して東京五輪出場を果たした。寺田自身、「ラグビーでの経験のおかげで陸上でオリンピックに出場できた」と振り返る。

第一線を退いた現在でも、ラグビー時代の仲間とは親交が続いており、自身にとってラグビーは今も変わらず身近で特別な存在だという。
■「できないことをできるようにする楽しさ」を子どもたちへ
イベント内のかけっこ教室では、発達段階に合わせた運動能力の向上を意識し、日常でも気を付けられるわかりやすいポイントに絞って指導が行われた。 寺田は子どもたちに対し「勝敗だけでなく、できないことをコツコツできるようにする過程や、仲間と一緒に運動する楽しさを感じてほしい」と語りかけた。

参加した小学6年生の女子児童は「楽しかった。絶対足早くなると思った」、小学3年生の男子児童は「運動会で絶対活躍できる!」と笑顔を見せた。
■関大ラグビー部員にとっても大きな学びの場に
イベントの運営を支えた関西大学ラグビー部の部員にとっても、本イベントは貴重な成長の機会となった。

子どもたちとの交流を通じて視野が広がったことに加え、寺田による走り方のトレーニング指導は現役のアスリートである彼ら自身にとっても非常に勉強になる内容だったという。

4年生部員は「子どもたちと触れ合えて新しい視野も広がった。自分たちの日頃の練習にも取り組んでいきたい」と、笑顔があふれたグラウンドでの経験は、今後の部活動を支える大きな糧となりそうだ。